美術館はJR鹿児島線の水城駅から歩いて約5分ほどの場所にあります。
大野城市は、福岡都市圏の南部にあり筑紫地域に位置する福岡市のベッドタウンです。
鏝絵美術館
福岡県大野城市下大利4-7-1
この美術館は、左官業を営む三浦辰彦さんが自宅隣のアパート地下に、これまで手がけた作品を展示しています。
そのため、三浦鏝絵美術館(Miura Kotee Art Museum)とも言われています。
鏝絵とは、漆喰を塗り上げて描く日本発祥のレリーフです。
左官職人が鏝=こてで仕上げていくことから名前が付いたものです。
三浦さんは15歳の頃から左官の仕事に携わり現在も創作を続け、作品数は200を超えるそうです。
20歳の頃にロダン展で見た作品に魅せられ、自分でも心に響く作品を作りたいと思い、独学で鏝絵に向き合うようになりました。
芸術への情熱は、日本の伝統的な浮き彫り技法である鏝絵を探求するきっかけとなりました。
鏝絵は漆喰を塗り彫刻することで、複雑なデザインやレリーフを作り出します。
作品の特徴は、伝統的なデザインにとらわれないことです。
招福の願いを込めた恵比須や大黒、鶴亀などからアニメ「ドラえもん」やバーチャルシンガーの「初音ミク」まで幅広い題材に挑戦しています。
美術館は入館無料で、いつでも開けていて自由に撮影することができます。
こて絵の美術館とは?職人技が生むアートの魅力 | 2022年7月12日(火)テレQ『ふくサテ!』特捜Qチーム@アーカイブ(外部リンク)