ヤマブキ(山吹)

 ヤマブキは日本が原産地であるバラ科の落葉低木です。

 枝垂れるやわらかい枝を持ち、春から初夏にたくさんの黄色い花を枝一面に咲かせます。

 万葉集でも詠まれるなど古くから愛されてきました。

 ヤマブキの名前は枝が風に吹かれて揺らめく様子から、山振り=やまふりが訛ってヤマブキと言われるようになったという説があります。

  また、春に黄色い花をたくさん咲かせるため、野山を黄色く埋め尽くす様子から山春黄=やまはるきという呼称が徐々に山吹に変化したという説もあります。

 別名、面影草または、鏡草としても知られています。

 シロヤマブキと呼ばれる植物もありどちらもバラ科ですが、ヤマブキはヤマブキ属、シロヤマブキはシロヤマブキ属で別の種類です。

 ヤマブキは日本全国の野山に自生し、オレンジ色に近い黄色をした花色は、ヤマブキ色として昔から日本人に親しまれています。

 4月~5月の春から初夏にかけて開花の季節を迎えます。

 秋には紅葉する姿もたのしむことができます。

 また、京都にある「松尾大社」は山吹の名所として人気が高く多くの人でにぎわいます。

 ヤマブキはとても丈夫で育てやすい樹木です。

 日なたから半日陰の極端に乾燥しない場所で育てれば、ほとんど手間をかけないでも毎年美しい花を楽しむことができます。

 徐々に株が大きくなり、しばらくは剪定をしなくても自然に形が整います。

 枝が込み合ってきたり、 地下茎で増えてきたら剪定や株分けで整理します。

 耐寒性や耐暑性が高く、庭木としても育てやすいほか、寄せ植えや生け花の花材としても楽しまれています。

 花言葉は、「気品」「崇高」「金運」「待ちかねる」です。

 ヤマブキは一重咲きと八重咲の種類が存在しますが、どちらのヤマブキであっても上品で「気品」あふれる花姿が魅力的です。

 「崇高」は気品と同様に、ヤマブキの美しい花姿を表しています。

 「金運」は、ヤマブキ色が黄金や金貨、小判をイメージさせる明るい黄  色からきています。

 「待ちかねる」は、ヤマブキが桜が咲いた後に開花するため、ヤマブキの花が咲く季節を心待ちにしている様子を表しています。
   

Dsc 0073

科・属  バラ科・ヤマブキ属
学名   Kerria japonica
英名   Japanese kerria
和名   山吹
原産地  日本、中国
樹高   低(1~1.5m)
植えつけ 苗木(10~11月、
     2月下旬~3月)
開花   4月~5月

   

kishiym

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