淡嶋神社は、和歌山県和歌山市加太にある神社です。
淡嶋神社
和歌山県和歌山市加太118
淡嶋神社系統の神社は日本国内に約1000社余りありますが、当神社は全国にある淡島神社・粟島神社・淡路神社の総本社です。
神話では日本を創造したと伝えられる少彦名命と大己貴命の祠が加太の沖合いの友ヶ島のうちの神島(淡島)に祀られたことが始まりとされます。
社伝によれば、三韓出兵の帰途瀬戸の海上での突然の嵐に遭遇した神功皇后が、船中で祈りを捧げました。
船の苫を海に投げその流れのままに船を進めるようにとのお告げにより、友ヶ島に無事入港できたことを感謝し、持ち帰った三韓渡来の宝物を奉納しました。
その数年後、神功皇后の孫である仁徳天皇が友ヶ島に狩りに来た際、その事実を聞くにおよび、島では不自由であろうと考え、社を対岸の加太に移したそうです。
人形供養で知られ、境内一円に全国から奉納された2万体にも及ぶ無数の人形が並んでいます。
全国からパンツと人形が集まる神社として話題です。
淡島神社は、御祭神である淡島さまの祭日が 3月3日であったことから、「雛流し」で有名になり、「人形厄払いの社」として知られるようになりました。
その結果、捨てるに捨てられない、全国から送られてくる人型の人形、あるいは動物の置物がこの神社に集められることになりました。
淡島神は婦人病にかかったため淡島に流されたという伝承から、婦人病を始めとして安産・子授けなど女性のあらゆる下の病を快癒してくれる神社とされています。
かつては祈願のため男根形や自身の髪の毛などが奉納されていたが、現在はそれらに代わって自身の穿いていた下着を奉納する女性が多いです。
そんなこともあり、境内にはおびただしい数の狸の置物、ひな人形が置かれ奇妙な風景が広がり珍スポットとしても人気となっています。
針供養の神社としても有名で、同神社境内には針塚が建てられており毎年2月ごろに全国から集められた針を供養します。
近年では縫い物をする機会が少なくなっていることから、供養に奉納される針の数も減っているといいます。
【7分で神社紹介】淡嶋神社はひな祭りのルーツ?神社の見どころ・お祭り・都市伝説(外部リンク)