正寿院は京都府綴喜郡宇治田原町にある高野山真言宗の寺院です。
鎌倉時代に創建されたと伝わる歴史あるお寺で、創建は約800年前とされます。
本尊は秘仏の十一面観音で、重要文化財の不動明王坐像も所蔵しています。
正寿院の特徴は、客殿の即天の間にあるハート型の猪目窓と、日本画家による160枚の天井画です。
猪目窓からは四季折々の自然を眺めることができ、天井画は書家の福田祥洲や福田匠吾などが描いたものです。
正寿院では毎年7月から9月まで風鈴祭りを開催し、境内には全国各地の風鈴が飾られます。
春には桜、秋には紅葉が美しく、ライトアップも行われます。
写経や写仏などの体験もできます。
正寿院はアクセスが少し不便ですが、自然豊かな山里にある静かなお寺で、京都の奥深い魅力を感じられる場所です。
周辺には、歴史や自然に触れられる観光スポットがたくさんあります。
正寿院の近くにある遍照院は、1570年に開基された高野山真言宗の寺院で、徳川家康が伊賀越えの道中に立ち寄ったと伝えられています。
正寿院から車で約30分のところにある平等院は、世界遺産に登録されている有名な観光名所です。
平等院鳳凰堂は、平安時代末期に源氏物語の作者である紫式部が仕えた藤原頼通が建立したもので、鳳凰をかたどった屋根や阿弥陀如来像などが見どころです。
【京都の風鈴寺】正寿院 風鈴まつり【ハート猪目窓】