桃太郎神社は、桃太郎伝説にちなんで建立された神社です。
愛知県犬山市の木曽川沿岸に桃太郎誕生地伝説があり、鬼退治をした桃太郎は桃の実から現れた大神実命であると伝えられます。
桃太郎神社
愛知県犬山市栗栖大平853
昔々、木曽川のほとりに粟栖という村がありました。
その山里にお爺さんとお婆さんが仲よく住んでおりました。
子供がありませんのでお爺さんは山へ柴刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行って一生懸命働きながらどうか一人よい子供が授かりますようにと願っていました。
ある日のこといつものようにお婆さんが洗濯岩の上で洗濯しておりますと大きな桃が流れてきました。
おお珍らしい大きな桃じゃわいお爺さんと二人で食べましょうと、洗濯物と一緒に持ち帰りました。
突然、桃の中で声がしたと思うと桃はひとりでに割れて中からまるまる太った男の子が生れ出ました。
腰を抜かさんばかりに驚いた二人はやがて神様がお授けくださったのに違いないと、手をとり合って喜びあい桃から生れたので桃太郎と名付けて大事に育てました。
桃太郎は、鬼退治に出かけた勇敢な少年の物語で、日本の代表的な民話の一つです。
桃太郎は、桃の実から生まれた大神実命とされ、子どもの健康や厄除けの神様として信仰されています。
神社奥の桃山は桃太郎が最後に姿をかくしたところと伝えられ、太古からこの山をご神体として地域信仰の対象になっていました。
境内には浅野祥雲作のカラフルに彩色されたコンクリート彫刻が約20体あり、親子で桃太郎伝説を実感できることから、行楽シーズンには、たくさんの親子連れでにぎわいます。
全国的にも珍しい桃型の鳥居や、桃太郎の像、おばあさんの洗濯岩などがあります。
桃太郎に仕えた犬・猿・雉の像もあります。
宝物館では、きびだんごを作ったとされる臼や杵、鬼のミイラの写真などの資料が展示されています。
境内には桃の木が植えられており、春には美しい花が咲きます。
桃太郎神社では、桃太郎にまつわるさまざまな祭事や行事が行われており、多くの参拝者や観光客が訪れます。
毎年5月5日には、桃太郎祭りが開催され、桃太郎音頭や獅子舞などが披露されます。
【珍スポット】桃太郎神社:愛知県犬山市に桃太郎生誕の地があった。(外部リンク)