姫路城、別名、白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)は、兵庫県姫路市にある日本の城で、江戸時代初期の1609年に建てられた天守や櫓等の主要建築物が現存しています。

 白鷺が羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれ、白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁や5重6階地下1階の大天守と東、西、乾の小天守が渡櫓で連結された連立式天守が特徴です。

 姫路城
 住所:  兵庫県姫路市本町68
 電話:  79-285-1146
 最寄駅: 京口駅[出口2]から徒歩約20分

 1928年(昭和3年)9月20日に史蹟に指定され、1956年(昭和31年)11月26日に特別史跡に指定され、1931年に姫路城天守閣が国宝指定を受けました。 また、1993年に奈良県の法隆寺とともに3種類ある世界遺産のうち文化遺産に登録され、日本100名城などに選定されています。

 さらに、2006年(平成18年)4月6日に日本100名城(59番)に選定され、2009年(平成21年)3月にミシュランガイド(観光地)日本編において最高評価の3つ星に選定されました。

 姫路城の始まりは、1346年の赤松貞範による築城とする説が有力ですが、戦国時代後期に西播磨地域で勢力を持っていた小寺氏の家臣、黒田重隆・職隆父子による築城を最初とする説もあります。

 戦国時代後期から安土桃山時代にかけて、黒田氏や羽柴氏が城代になると、本格的な城郭に拡張され、関ヶ原の戦いの後に城主となった池田輝政によって、今日見られる大規模な城郭へ拡張されました。

 江戸時代には姫路藩の藩庁となり、西国の外様大名監視のために西国探題が設置され、大名は頻繁に交替して城主に成っています。

 明治時代初期に陸軍省の管理下に入ったが、まもなく民間に払い下げとなり、競売で神戸清一郎が23円50銭で落札しましたが、その後、国有に戻っています。

 年を経るごとに腐朽が進んでいましたが、陸軍の中村重遠工兵大佐の働きかけによって、大小天守群・櫓群などを名古屋城とともに保存する処置が取られました。

 その後また腐朽が進むと、市民の間から衆貴両院に修復工事の陳情が行われ、議会の決議により国費9万円をもっての「明治の大修理」が行われました。

 この大修理を機に市民の間から陸軍省から姫路市への払い下げと城を公開を求める声が強まり、姫路市会の決議を経て1914年に、軍用地を除き姫路市への無償払い下げが決定し公開されることとなりました。

世界文化遺産・国宝 姫路城(4K観光PR素材)(外部リンク)

世界に誇る日本の名城5選!世界遺産にも登録された驚愕の建築(外部リンク)

PAGE TOP inserted by FC2 system