​新倉富士浅間神社は、人皇第四十二代文武天皇の御代の慶雲3年(西暦705年)に、甲斐国八代郡荒倉郷の氏神として祀られました。

 第五十一代平城天皇の御代の大同2年(西暦807年)に富士山の大噴火があり、朝廷からの勅使が参向して、国土安泰富士山鎮火祭が執り行われました。

 その時、平城天皇より三國第一山の称号と、天皇の御親筆である大鳥居勅額・金幣・破魔宝面(勅使面)を奉納されました。

 主祭神は、木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)と大山祗命(オオヤマツミノカミ)です。

 木花咲耶姫命は美人薄命を絵に描いたような神様で、天照大御神(アマテラスオオミカミ)の天孫、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に一目惚れされ妻となったそうです。

 大山祇神は日本全国の山を管理する総責任者で、木花咲耶姫はその娘の一人です。

 戦国時代には武田信玄の父・信虎が北条氏との戦にあたり、新倉山に陣をとり、当社で戦勝を祈願し勝利したといわれ、その際には刀を奉納したそうです。

 現在では地域住民だけではなく、国内外から災除け・家庭円満・安産・子育ての神として広く信仰を集めています。

 富士山ビュースポットでは絶対に外せないのがこの新倉山浅間公園で、真っ赤な鳥居から富士山と桜が見える光景は思わず息を呑んでしまうほどの美しさです。

 神域は新倉山浅間公園として内外より親しまれ、戦没者慰霊の五重塔「忠霊塔」は当地のシンボルであり、「富士山眺望日本一」をうたっています。

 新倉山の中腹に展望ポイントがあり、左右に均整のとれた美しい富士山を見下ろすようなアングルで眺めることができます。

 また、春には桜、秋には紅葉など四季折々の美しい自然も楽しめます。

 特に春には約650本もの桜が咲き誇り、園内の五重塔(忠霊塔)と桜、そして富士山という日本的な美しい景色が広がります。

 近年、海外からの旅行客に「富士山と京都が一緒に味わえるスポット」として、大いに人気があります。

 また「新日本三大夜景・夜景100選(夜景倶楽部選定)」にも選出され、夜景ファンの間でも人気を集めています。

 ​電車でのアクセスは富士急行線下吉田駅から徒歩5分、自動車でのアクセスは中央高速富士五湖線「河口湖IC」で降り、山中湖方面へ約10分です。

 ​無料駐車場は87台収容、24時間利用可能、トイレ有りますが、桜の開花シーズンのみ有料となります。

 三國第一山​ 新倉富士浅間神社
 山梨県富士吉田市浅間2-4-1 

 新倉富士浅間神社(外部リンク)

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