カンパニュラ

 カンパニュラは、風鈴を逆さにしたような花の形から風鈴草やベルフラワーとも呼ばれています。

 多年草のものがほとんどですが、一、二年草のものも存在します。

 カンパニュラはラテン語で「小さな鐘」を意味する「campana」を語源とするキキョウ科の植物です。

 英名ではその花姿から「Bellflower(ベルフラワー)」という名前で呼ばれます。

 日本では明治時代に渡ってきて、「風鈴草」「釣鐘草」などの和名がつけられました。

 その可愛らしい見た目と育てやすさから、昔からガーデナーから人気があります。

 一般的なカンパニュラは高温多湿の夏を苦手としますが、上手に夏越しをすれば多年草として何年も栽培することができます。

 水はけのよい土を選び、病気や害虫を避けるため新しい土の使用がおすすめです。

 肥料は元肥のほかに、開花期は液肥を週1回程度あげます。

 カンパニュラは暑さや過湿を苦手としています。

 長く楽しむには、梅雨頃から高温多湿になる時期はできるだけ雨にあてず涼しい環境で栽培することです。

 また、夏前に混みあっている枝葉を切り取ると、株が蒸れにくく夏越ししやすくなります。

 カンパニュラには約300種ほどの種類があります。

 代表的なのはカンパニュラ・メディウムとよばれる品種で、ほかにカンパニュラ・コクレアリーフォリアやカンパニュラ・ポシャルスキアナなどがあります。

 カンパニュラは切り花の流通が少なく、基本的には鉢花のギフト商品として並ぶことが多いです。

 切り花の花持ちはあまり長いほうではなく、夏の暑さですぐ痛むので5日程度です。

 
 花言葉は「感謝」「思いを告げる」「誠実」です。

 カンパニュラの花の形が教会の鐘に似ていることから、キリスト教の教えにちなんで花言葉がつけられました。

 ポジティブなことから、鉢花でプレゼントするのに向いています。

Dsc 0071

科・属  キキョウ科
     カンパニュラ属
学名   Campanula spp. 
英名   Bellflower
和名   風鈴草、釣鐘草
開花   4〜7月
花色   ピンク、紫、白
原産地  ヨーロッパ

時期を逃さず

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