オホーツク流氷館は、天都山山頂にある流氷とオホーツク海をテーマとする網走市立の科学館です。
オホーツク流氷館
北海道網走市字天都山244-3
天都山は、天の都にいるような心地にさせるほど美しいと称えられる標高207mの山です。
四季折々の壮大な景色を楽しむことができ、1938年に国の文化財「名勝」に指定されました。
オホーツク海は、樺太・千島列島・カムチャツカ半島などに囲まれた、北海道の北東に位置する海です。
カムチャツカ半島・千島列島によって太平洋と、また、樺太・北海道によって日本海と隔てられています。
日本では、北海道の北東に位置するオホーツク海の流氷が有名です。
流氷は、海に浮かび漂流している氷のことです。
オホーツク海北岸付近で寒風により海水が凍っては流され、東樺太海流に乗って北海道へ南下してきます。
オホーツク海は、北半球における流氷の南限です。
オホーツク流氷館は、流氷をテーマにした展示館です。
「流氷の世界体感室」では、実物のオホーツク海の流氷を展示し発生の仕組み等を紹介しています。
本物の流氷にふれたり、夕景や夜明け、低緯度オーロラの再現を体感することが可能です。
「流氷海中ライブ」では、流氷の色彩美を360度カメラで撮影した映像でまるで潜っているようなライブ感を感じられます。
スタッフがタブレットで操作し、流氷の海へ案内して幻想的な流氷の世界を味わうことが可能です。
「流氷幻想シアター」では、五面シアターで4Kで撮影された流氷の映像、生き物、自然などを鑑賞できます。
流氷はもちろん、大空から、オホーツクの海の生きものまで、視界すべてに広がり、映像に包み込まれます。
「風を感じる展望ルーフギャラリー」が屋上にあり、360°パノラマの雄大な景観を楽しむことが可能です。
オホーツク海、網走湖、能取湖、濤沸湖、藻琴湖、知床連山の雄大な景色を堪能できます。
そのほか、流氷の海に生息する不思議で珍しい生き物を飼育し展示しています。
すなわち、流氷の天使と呼ばれる「クリオネ」や「ナメダンゴ」や「オオカミウオ」などです。
なお、旧館の老朽化などにより建て替え工事が行われ、2015年8月1日より新館にて営業を行っています。
また、2022年から展示エリアの刷新が行われ、2023年1月20日にリニューアルオープンしました。
受付には観光情報コーナー、ミュージアムショップ、カフェデクリオネなどもあります。
アクセスは、JR石北本線釧網本線網走駅から網走バス天都山方面行きで約16分乗車し、オホーツク流氷館バス停で下車して徒歩約2分です。
オホーツク流氷館プロモーション動画(外部リンク)
【北海道網走市】オホーツク流氷館で流氷の勉強しました【流氷展示】(外部リンク)