のぼりべつクマ牧場は、北海道の登別温泉町にあるクマを主に取り扱う動物園です。

 のぼりべつクマ牧場
 北海道登別市登別温泉町224

 登別温泉街からロープウェイで約7分、登別温泉街の南東にそびえる四方嶺の山頂にあります。

 周囲は支笏洞爺国立公園で、野生鳥獣も多く生存しています。

 のぼりべつクマ牧場は、標高550mの倶多楽湖外輪の四方嶺山頂付近にあります。

 1957年に、第三セクター方式のロープウェイである登別温泉ケーブルが作られました。

 当初は、太平洋や恵山・倶多楽湖などを望む自然の眺望が主な目玉でした。

 しかし、夏場に海霧で太平洋の眺望を見込めませんでした。

 そこで、1858年に北海道に生息する野生動物の保護、観察、研究のためクマ牧場が建設されました。

 第1牧場・第2牧場の2つの放飼場をはじめ、アイヌ資料館、ヒグマ博物館、展望台、リス村等が設置されています。

 ヒグマ博物館は、1984年に開業の世界唯一のヒグマ専門の博物館です。

 ここでは、エゾヒグマ、ヒグマ、ツキノワグマ、エゾリスなどが放養されています。

 のぼりべつクマ牧場は、世界で初めてヒグマの多頭集団飼育に成功しました。

 ヒグマは日本最大の猛獣で、北海道にしか生息していません。

 なお、2000年になってから、野生のオスのヒグマが捕獲されています。

 熊の生息地に住んでいても、生きた熊を見たことが無い人が多いとの着想から、当初はエゾヒグマ8頭を放牧しました。

 個性豊かなエゾヒグマが食べたり遊んだり、のびのびと暮らしています。

 園では、第1位のオスヒグマをボスと認定して発表しています。

 ボスがいると、群れが安定すると説明されます。

 ヒトのオリもあって、ガラスを通してオスのヒグマと直接対面できます。

 クマのショーとして、丸太渡り、ブランコ乗り、餌探しなど見ることができます。

 大人のオスグマとメスグマには、エサやり体験ができます。

 クマがおやつをおねだりする姿を、見ることができます。

 秋の期間中にドングリを持ち込むと、重さに応じて入園料が割引かれるサービスがあります。

 なお、野生の動物にエサを与えてはいけないことになっていますので要注意です。

 餌付けされたヒグマは人間を襲うことがあり、駆除の対象になってしまいます。

 野生動物にエサやりで罰金30万円のニュース動画(HTB北海道ニュース)

 アクセスは、JR登別駅から登別温泉行きバスで約25分です。

 自動車なら、道央道登別東ICから車で約10分です。

 なお、入園には必ず、のぼりべつクマ牧場山麓ロープウェイ乗り場よりゴンドラに乗車することが必要です。

 【登別クマ牧場】世界でも珍しいクマ牧場遊びにおいでよぉ~(外部リンク)

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