神の子池は、北海道オホーツク総合振興局管内斜里郡清里町にある池です。
神の子池
北海道斜里郡清里町清泉
2017年8月8日より、阿寒摩周国立公園に編入され国立公園となりました。
神の湖である摩周湖(カムイ・トー)の伏流水からできているという言い伝えで、神の子池と呼ばれています。
摩周湖の地下水によってできたと言われ、青い清水を湛えています。
場所は、裏摩周展望台から車で約20分、林道をしばらく進んだ山奥です。
湖の周囲の長さは0.22km、最大水深は5m、透明度は5mとなっています。
神の子池は小さい池ですので、10~20分ほどあれば回ることができます。
伏流水は、1日12,000トンも湧き出ていて、冬でも凍ることはありません。
摩周湖には、湖に流れ込む川はなく湖から流れ出す川もありません。
それでいて水位が変わらないのは、湖の周辺に伏流水を湧き出させているためです。
湧き出る水がせせらぎとなり、水温は年間を通して8℃とかなり低いです。
水が澄んでいますので、池の底までくっきり見えます。
水の色はコバルトブルーに輝き、湖の周辺は神秘的な雰囲気です。
天候などによって、エメラルドグリーンや淡い青に変色して美しいです。
倒木は、青い水の中で腐らず化石のように沈んでいます。
その隙間を泳いでいるのは、北海道にしか生息していないサケ科の魚であるオショロコマです。
朱色の斑点をもつオショロコマの泳ぐ姿には、不思議な美しさが感じられます。
池のまわりは歩道になっていて、角度を変えて見ることができます。
神の子池に入ることができるのは、毎年6月頃から10~11月頃までです。
冬季は、スノーシューで行く神の子池ツアーも人気があります。
冬季期間は、車両は通行止めとなります。
アクセスは、JR北海道釧網本線緑駅から車・タクシーで約20分です。
自動車では、緑駅より中標津方面に約10km進み、神の子池の看板を右折し、林道を約2km上ります。
【神の子池のふしぎ】青く澄んだ池「神の子池」!なぜ神の子と呼ばれているのでしょうか?(外部リンク)