メモリアルシップ八甲田丸は、日本初の鉄道連絡船ミュージアムです。
メモリアルシップ八甲田丸
青森県青森市柳川1丁目112−15 地先
青函連絡船は、1908年に鉄道を連絡する船として比羅夫丸が最初に就航しました。
比羅夫丸に始まり、1988年まで80年間にわたり青森港と函館港を結んで就航してきました。
青函連絡船は、貨物車両を搭載する車両甲板です。
鉄道車両が船を通じて海を渡るのは、世界的に大変珍しいことです。
1億6千万人の乗客と2億5千万トンの貨物を運び、航行距離は8千万kmに及びます。
港では、出航の銅鑼の音や紙テープに旅情を掻き立てられました。
また、その際に連絡船と競うように泳ぐイルカを度々見ることもできました。
青函トンネル開業により、青函連絡船が廃止になった後に設置されました。
海の街青森の記念碑にしようと、1990年から八甲田丸を往時に近い状態で海上博物館としてきました。
八甲田丸は、1964年7月31日に竣工し、1988年3月13日まで運航されました。
歴代55隻の連絡船が就航しましたが、八甲田丸は23年7ヶ月と現役期間が一番長かった船です。
また、青森発で青函連絡船の最終航行船の大役も務めました。
青函連絡船終航後廃止された、青森第2岸壁に繋留した状態で展示されています。
青森市の文化交流施設として、管理運営は特定非営利活動法人あおもりみなとクラブが受託しています。
全幅17.9m、旅客定員は1,286名、速力は18.2kt、全長は132.0m、総トン数は5,382.65トン、積載車両は48両でした。
使用エンジンは、川崎MAN単動4サイクルトランクピストン排気ターボつきディーゼルエンジンです。
内部は、地下1階(第二甲板)から4階(航海甲板)まであります。
青函連絡船80年の歴史や、船の構造などを展示して紹介しています。
操舵室やエンジンルーム、鉄道車両を運んだ広大な車両甲板などを見学できます。
2011年8月7日には、本船八甲田丸と可動橋が機械遺産に認定されました。
海の日には、八甲田丸港フェスタというイベントを行っています。
大晦日には、新年を八甲田丸で迎えるカウントダウンイベントを開催しています。
アクセスは、JR東日本青い森鉄道青森駅より徒歩約5分です。
自動車なら、青森自動車道青森中央ICから約20分です。
【艦内テンション上がる!】青森 青函連絡船メモリアルシップ 八甲田丸(外部リンク)