ある地域全体を大きな宿泊施設として見立てて、町に点在する建造物を宿泊施設としてリノベーションします。

 地域内にフロント機能や客室棟を分散させたり、飲食提供機能を地域の飲食店が担ったりします。

 食事や買い物は地元住民が普段利用する店舗を訪ねるなど、地域全体での触れ合いが愉しめると注目を集めています。

 発祥はイタリアで、「アルベルゴ・ディフーゾ」と呼ばれ、イタリア国立ペルージャ大学教授の、ジャン・カルロ・ダッラーラさんが提唱しました。

 1976年に北イタリアのフリウリ=ベネチア・ジュリア州を襲った地震の震災再興の取り組みがきっかけで、アルベルゴ・ディフーゾという独自のおもてなしモデルを構築しました。

 その後、2006年にイタリアにて、アルベルゴ・ディフーゾ インターナショナルを設立し会長を務めています。

 物語性やおもてなし、ネットワークを重んじながら、訪問者との関係や思い出作りに訴えるニッチ・マーケティングを推進し、伝統に縛られることのないアプローチを提唱しました。

 また、ツーリズム・マーケットの最新情報、地域資源及び文化財の活用についてのマーケティングセミナーを定期的に主催しました。

 日本では、兵庫・丹波篠山の『篠山城下町ホテルNIPPONIA』、京都・四条の『ENSO ANGO』、岡山・矢掛町の『矢掛屋』などが知られています。

 参照先: 一般社団法人日本まちやど協会 (外部リンク)

 歴史かおる文化の町「岡山県矢掛町」。日本初の「アルベルゴ・ディフーゾ・タウン」

に認定された矢掛町の魅力が詰まったPVが完成! (外部リンク)

 

これから、旅を楽しむためのいろいろなヒントを考えてみたいと思います。


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