ハナミズキ

　ハナミズキは、ユキノシタ科の落葉高木で、北アメリカ東部原産です。

　日米友好のシンボルとしても知られており、日米和親条約締結100周年を記念して、アメリカから日本に3000本のハナミズキが贈られました。

　原産地は北米東部からメキシコ北東部で、日本には大正時代にアメリカから、贈られた桜の返礼として送られ、庭木や街路樹として広く植えられています。

　ハナミズキは日本の国木であるサクラと同じく、春の訪れを告げる花として親しまれています。

　花は４月中旬から５月中旬にかけて咲き、白やピンク、赤などの色があります。

　花弁に見える部分は苞で、真ん中に小さな花が集まっています。

　開花期が長く、秋には赤い実や紅葉も楽しめます。

　樹高は4〜10ｍになり、自然に樹形が整うので、庭木や街路樹として人気があります。

　学名はCornus floridaで、英名はflowering dogwoodといいます。

　花言葉は、「返礼」「私の想いを受けてください」「永続性」「逆境に耐える愛」です。

　「返礼」は、桜をアメリカに贈った返礼として贈られたことが由来です。

　「私の想いを受けてください」は、ビクトリア朝時代に独身の男性が好きな女性にハナミズキの木を贈ったことから来ています。

　「永続性」は、ハナミズキがゆっくり育つことが由来です。

　「逆境に耐える愛」は、ハナミズキが厳しい環境に耐え、美しい花を咲かせることが由来です。