養老天命反転地
岐阜県養老郡養老町高林1298-2養老公園内
体験型アート作品「養老天命反転地」や名瀑「養老の滝」などアートや歴史を感じながら、自然と一体になれるスポットです。
岐阜県養老町にある養老公園内の有料施設です。
荒川修作とマドリン・ギンズによる構想を公園施設として作りました。
作品の中を回遊し体験することで作品を鑑賞するモダンアートです。
芸術作品であり、博物館法に定める博物館・美術館ではありません。
1995年に開園し、作品は『極限で似るものの家』と『楕円形のフィールド』から成ります。
『極限で似るものの家』と『楕円形のフィールド』を結ぶ溝状の道には、『死なないための道』があります。
そこには、大小様々な5つの日本列島があり、最大のものには24種の薬草が植えられていました。
開園当初から非常にユニークなテーマ性が高く評価されてきました。
『極限で似るものの家』は、建物内の机や壁・天井が上下左右を全く無視した場所に配置されており、視覚的な錯覚を体全体で楽しむ施設です。
日常生活では触れる機会の少ない錯覚感、不安定な感覚を体全体で味わうことにより、人間本来の感覚を再確認することを主要なテーマの一つとしています。
また、例えば子供連れの場合、危険そうで子供から目が離せない等、お互いの存在を常に意識しながら過ごすため、人と人とのつながりのあり方やバリアフリーについての問いかけも行われています。
公園の有料施設部分には、作品の他に養老天命反転地記念館、昆虫山脈、不死門が含まれています。
これらの付属する施設も荒川修作とマドリン・ギンズによるものです。
24色の壁が色鮮やかで不思議な世界を作り出している「養老天命反転地オフィス」など見所は満載です。
随所にフォトジェニックなスポットがありますので、写真を撮りつつアートに触れ合えます。
養老天命反転地 バーチャルツアー / Virtual tour of the site of Reversible Destiny-Yoro