プリムラオブコニカ

 プリムラオブコニカは中国湖北省からヒマラヤの原産で、別名、トキワザクラとも呼ばれ、花の美しさが愛され、世界で広く栽培されています。

 1800年代後半にヨーロッパで品種改良され、現在は生産園芸としても有名です。

 プリムラには、ポリアンサ、オブコニカ、ジュリアン、マラコイデスなど様々な種類があります。

 プリムラの学名はPrimulaで、ラテン語の「最初」を意味するprimosが語源となっているといわれています。

 プリムラオブコニカはサクラソウ科の多年草で、原産地では多年草ですが夏の暑さに弱いため、日本では一年草として扱われています。

 葉の間から太い花茎をつぎつぎと伸ばし、花径3~5cmの大ぶりの花を咲かせます。

 葉は円形や広卵形で縁にギザギザがあり、ロゼット状に広がってこんもりと育ちます。

 花色は白、ピンク、黄色、紫、グリーン、複色等、たくさんの花が咲くことから、花壇や寄せ植えにとても人気があります。

 ただ、プリミンという化合物を含み、人によっては触れるとかぶれることがあり、植え替え等で触るときなどには注意が必要です。

 日当たりの良い場所で育てると花もよく咲きますが、寒さがやや苦手で耐寒温度は5℃以上で、もっとも快適に育つ気温は20℃前後です。

 冬の間は寒さを避けられる室内の明るい場所、春・秋はベランダや屋外の日当たりの良い場所、夏は直射日光を避けた涼しい日陰が適しています。

 プリムラ・オブコニカの花言葉は「しとやかな人」「青春の美しさ」です。

 「しとやかな人」は、ピンクや淡紫などの品のあるイメージの色の花を咲かせることが由来しているといわれています。

 「青春の美しさ」は、冬から春にかけて美しい花を咲かせることに由来しているといわれています。

学名   Primula obconica
英名   German primrose
和名   四季咲き桜草、常盤桜
科名   サクラソウ科
属名   サクラソウ属
原産地  中国

 

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