日本水仙は冬に咲く花の代表であり、12月頃の冬の時期から春にかけて咲く、草丈15~50cmの耐寒性球根植物です。
日本では、古来、自生のニホンスイセンがお正月を飾る花でした。
香りが良いのが特徴で、香りの成分の一部はラベンダーと同じで、リラックス効果が期待できると言われています。
日本という名前がついているだけあって、日本の環境によく適していて、育てやすい植物と言えるでしょう。
名前に「ニホン」と付いていますが原産地は地中海沿岸で、室町時代に中国を経由して日本へ伝来しました。
日の当たる場所では特によく育ち、房状に咲く特徴があり、フサザキスイセンという別名がつけられるほどです。
学名の「Narcissus」はギリシア語の「Narke」が由来で、これは「麻痺させる」という意味です。
スイセンの球根には催眠作用があるため、この単語がつけられたようです。
一見ニラに似ていますので、間違えて食べてしまわないよう注意が必要です。
寒い雪が降る時期でも咲くことから、雪中花とも呼ばれます。
八重咲ニホンスイセンは八重咲に咲く種類で、花がボリューミーです。
越前スイセンは越前海岸周辺で咲くニホンスイセンで、潮風に当たっているため香りが強い種類とされています
花言葉は「自己愛」「神秘」「うぬぼれ」です。
学名の「ナルキッソス」はナルシストと同じ語源で、ギリシア神話に登場する美少年ナルキッソスが由来します。
復讐の女神がナルキッソスに呪いをかけて自分しか愛せなくしてしまい、ナルキッソスは、自分自身の姿に恋をした結果スイセンになってしまったと言われています。
ここから、「自己愛」「うぬぼれ」などの花言葉が付けられたそうです。
学名 narcissus tazetta var.
chinensis
科・属 ヒガンバナ科スイセン属
種別 球根植物
花色 白、黄色、橙など
花期 11〜4月
原産 地中海
別名 ニホンズイセン、
フサザキスイセン、
雪中花