カネノナルキ(カゲツ)

 カネノナルキはベンケイソウという多肉植物の仲間で、水を体内に蓄える能力が高く、水やりの頻度も少なく、丈夫なことから、育てやすい品種と言われます。

 強健で育てやすく、挿し木や挿し葉で簡単に増やすことができ、大株になると、星形の白やピンクの小さな花が密集して咲きます。

 「金のなる木」として知られ、別名に、花月(カゲツ)、クラッスラ、縁紅弁慶(フチベニベンケイ)、成金草(ナリキンソウ)があります。

 金のなる木という名は、丸い葉がまるで硬貨のように見えることから付けられました。

 とある栽培業者が金のなる木の芽に五円玉を通し、芽が成長して枝になるまで待って、まるで五円玉が実った「金のなる木」として販売したことがありました。

 その栽培業者はこの金のなる木の流行がきっかけで富を得たことから、五円玉がついた金のなる木を元気に育てると、億万長者になるという言い伝えもあります。

 花月はいくつはある品種の中で最もポピュラーで、葉は深緑色、葉の縁に赤の斑が入ります(赤の斑が入らない変種もあります)。

 金のなる木の種類には、花月の外に、桜花月、黄金花月、花月錦、ゴーラム(宇宙の木)があります。

 金のなる木は乾燥に強いのですが、過湿が苦手なので根腐れすることがあります。

 風通しが良い場所に置き、なるべく日当たりが良い方が良く、夏は半日陰になるような場所が好ましいです。

 寒さに弱いので3℃以下になる時は室内に取り込み、霜に当たらないようにします。

 花言葉は、「幸運を招く」「一攫千金」「富」「幸運を招く」「不老長寿」です。

 金のなる木の葉っぱが硬貨に似た丸い形をしていることに由来しており、お金が舞い込むことから幸運や不老長寿につながるとして、ついたとされています。

 金のなる木の花言葉は縁起が良いことから、開業・開店祝い、新築祝いなどのプレゼントとして贈られることも多いです。

科・属  ベンケイソウ科・
     クラッスラ属
学名   Crassula ovata
和名   縁紅弁慶
    (フチベニベンケイ)
英名   Money tree
原産地  南アフリカ
開花期  11月~2月

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