ガーベラに似た小輪から中輪の花を、ドーム状に密集させて咲かせます。
冬の花壇に鮮やかな色彩を与えてくれる貴重な存在です。
18世紀から品種改良が続けられており、濃い黄色とオレンジ以外はほとんどの花色が揃っています。
学名は、ギリシャ語で「まわりの」という意味のperiに「美しい」という意味のkallosを合わせたPericallisと、「交配種の」という意味のhydridaからきています。
和名は「フキザクラ(蕗桜)」で、葉の形がフキ(蕗)に似ていることからつけられました。
おめでたい「富貴」の字をあてた「フキギク」「フウキギク」の呼び名もあります。
蛇の目模様などバリエーションも様々、鮮やかで美しい植物です。
冬の花壇に鮮やかな色彩を与えてくれる、寒さに強い植物で、冬~春の花です。
最盛期は3月で、花色は赤、紫、青、ピンク、白、黄などがあります。
花言葉は、「いつも快活」「喜び」です。
寒い冬から春にかけて、明るく華やかに花を咲かせることに由来するといわれます。
英語の花言葉は「always delightful」で、英国などでは「まもなく全快するから、元気でいてね」というお見舞いの言葉を添えて病人に贈るそうです。
日本ではサイネリアが「災」を、シネラリアが「死」を連想させるため、病気見舞いや新築祝いなどの贈り物には向かないとされています。
科・属名 キク科ペリカルリス属
学名 Pericallis × hybrida
和名 シネラリア
別名 サイネリア、
蕗桜(フキザクラ)、
富貴桜(フウキザクラ)
英名 Cineraria,
Florist’s Cineraria
原産地 北アフリカ、
カナリア諸島