サルナシ(しらくちかずら)などのくず類を使ってかけられた原始的な釣り橋です。
徳島県三好市の西祖谷山村善徳にあるものが著名で、その奥地、同市東祖谷菅生にも2橋架けられています。
祖谷のかずら橋と、奥祖谷二重かずら橋の男橋・女橋を合わせて3つの橋が、祖谷の観光名所として知られています。
祖谷のかずら橋の場合、古文書によると、かつては7ないし13の橋が存在したとされます。
奥祖谷二重かずら橋は、祖谷のかずら橋から車で1時間ほどの場所にあり、男橋おばし(長さ42m)と女橋めばし(長さ20m)の2本の橋です。
また、福井県今立郡池田町にも、東祖谷の職人の協力によって観光用に造られたものがあります。
祖谷のなかでは西の方の、西祖谷(にしいや)という場所に位置しています。
祖谷のかずら橋は国指定重要有形民俗文化財で、平家一族の哀話を秘める、秘境“祖谷”にあるかずら橋です。
シラクチカズラ(重さ約6トン)で作られたもので、長さ45m・幅2m・水面上14mあり、 昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設でした。
歩くたびにゆらゆらと揺れ、橋を渡りながら徳島県の山奥の大自然とスリルを満喫できます。
3年毎に架替えが行われています。
◎かずら橋ライトアップ
毎日19:00~21:30の間かずら橋をライトアップします(渡橋はできません)。闇夜の中に照らされた「かずら橋」が幻想的です。
◎平家伝説の残る「琵琶の滝」がすぐそばです。
祖谷のかずら橋を渡ってすぐに左に50mくらい行くと、落差約50mの滝が現れます。
祖谷のかずら橋は、昭和61年度手づくり郷土賞(ふるさとが誇りとする橋)を受賞しました。
2012年10月に、トリップアドバイザーの企画「バゲットリスト」の「世界の徒歩吊り橋10選」に選ばれました。
三好市西祖谷山村善徳162-2
4K 四国紀行 祖谷のかずら橋(外部リンク)