クマツヅラ科の常緑低木で、本来は常緑ですが冬の寒さや霜に弱く枯れてしまうことがあり、一年草扱いされる場合もあります。
暖かい地域では冬越しも可能で、低木になっていきます。
茎葉には細かいトゲがあり触るとチクチクし、葉っぱも触り心地は表面がざらついています。
ランタナは熱帯地方原産の花で、日本では小笠原諸島など暖かい地方に分布をしてます。
鉢花や挿し木の苗が多く流通し、園芸用に楽しまれています。
次々とわき芽を増やし、横に広がって成長していき、花は1mm四方の小さな花が一か所にいくつもひしめき合って徐々に花が咲ます。
黄、オレンジ、赤などの鮮やかな小花が半球形に群れ、咲き進むたびに花色が一色だけではなく、グラデーションのような花色が楽しめます。
ランタナには種類が150種ほどあるといわれ、一般的にランタナとよばれているのが「ランタナ・カマラ」という種類です。
花色は黄色やピンク、白、オレンジ、赤、紫などがあり、咲き進むにつれ花色が変化していきます。
外側から内側へ咲き進むにつれて花の色が変化することから、和名では「七変化」と呼ばれます。
花言葉は「心変わり」「厳格」「協力」「合意」です。
開花してからの花色が変化していき、ひとつの茎で異なった色の花を複数咲かせ、その様子からつけられた花言葉が「心変わり」です。
「厳格」は、開花後も100日以上絶え間なく咲く堅実な特性にちなんでいます。
「協力」「合意」は、小さな花が集まって咲く姿がお互い助け合っているようにみえることからつけられました。
科・属 クマツヅラ科
シチヘンゲ属
和名 七変化
英名 Lantana
学名 Lantana camara
原産地 熱帯・亜熱帯アメリカ
開花期 5月~10月