カナメモチ

 丈夫な植物で、丈夫さを利用して昔は扇の要(カナメ)として利用されていたため、カナメモチという名前になりました。

 また、アカネモチという名前がなまってカナメモチになったという説もあります。

 カナメモチ属は東アジアの暖帯・亜熱帯を中心に60種ほどが知られています。

 主な種には「カナメモチ」やカナメモチの変種の「ベニカナメモチ」、カナメモチとオオカナメモチとの交雑種の「セイヨウカナメモチ(レッドロビン)」などがあります。

 レッドロビンは鮮やかな濃い紅色の若葉をつけることから、生け垣の素材として主流になっています。

 レッドロビンは「赤いコマドリ」という意味があり、真っ赤なコマドリがたくさんやってきたように見えます。

 春になると新芽が出て株全体が一気に赤くなり、放っておくとあっという間に成長し伸びてしまいます。

 花言葉は「賑やか」で、春に紅色の美しい若葉をいっせいにつける姿にちなむともいわれます。

 剪定をしないと葉は密集して通気性が悪くなり枝も伸び、あっという間に成長します。

 その様子がわんさかとにぎやかに見え、「にぎやか」という花言葉がつけられたようです。

科・属名  バラ科・カナメモチ属
学名    Photinia glabra
和名    要黐(カナメモチ)
別名    赤芽黐(アカメモチ)
英名    Japanese photinia
原産地   日本、中国
旬の季節  初夏
開花時期  5月~6月

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