中島廉売は、北海道函館市にある廉売の冠をもつ地域密着型商店街です。

 中島廉売
 北海道函館市中島町22

 JR函館駅前と五稜郭公園の中間地点にあたり、市街地のちょうど真ん中あたりになります。

 中島廉売は、函館朝市とはこだて自由市場に並ぶ、函館の三大市場のひとつです。

 函館市民にれんばいの名で親しまれ、魚屋通り、廉売大通り、仲通りにわかれています。

 その名のとおり、スーパーにも負けないほど価格が安いことが有名です。

 業種も豊富で、しばしばビックリするような値段に出会います。

 店舗は中島町大通りを軸に南北へ展開し、舗道上に露天商の営みが現存します。

 1934年3月21日の函館大火以降、被害の少なかった中島町に露店出店等で自然発生しました。

 現在はほとんどが常設の店舗に変わりましたが、今も数店の露店が営業を続けています。

 古い建物が多く、軒を寄せ合う店々はいわば昔ながらの懐かしい風情です。

 一般住宅も商店に改装したりして、商店街が形成されました。

 店舗は全部で100軒ほどあり、鮮魚店、水産加工品、野菜、パン、漬物、たい焼き、寿司、肉屋などです。

 中ほどにある紺地鮮魚店は、市内の飲食店にも卸している有名店です。

 最近、観光客に人気となっているのは、自家製漬物の中一中村商店です。

 そのほか、珍味・乾物店、カニ専門店、たいやき店、豆腐店、服飾店、パン屋、立ち食い寿司店など、店舗は多彩です。

 また、床屋、衣料品店、日用雑貨、花、薬、家電等の専門店もあります。

 廉売として活性化を図る取り組みが盛んに行われ、毎年様々なイベントを試行錯誤しています。

 1980年には、常設店舗を中心に中島町商店街振興組合が組織されました。

 これを契機に、露天を中心に中島町親睦会や仲通り会が結成されました。

 さまざまなお店が並んでいて、お手頃価格で購入できるのも魅力です。

 アクセスは、JR北海道函館本線函館駅から函館市電で堀川町電停下車して徒歩約5分です。

 バスの場合は、函館駅から函館バスでバス停堀川町下車して徒歩約5分です。

 立ち食いのすし店も 函館市民の台所「中島廉売」 にぎわい再び“たこ焼き”店の挑戦 北海道(外部リンク)

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