シゲチャンランドは、津別出身の造形作家による私設美術館です。
シゲチャンランド
北海道網走郡津別町相生256
造形作家は、髭がトレードマークの大西重成さんです。
津別町は、オホーツク管内の最も南に位置する農業と林業が中心の町です。
森林が総面積の約86%を占め、夏は30℃を超え冬はマイナス20℃以下となります。
大西さんは1946年北海道網走郡津別町生まれ、1965年に津別高等学校を卒業し横浜郵便局に入局しました。
1971年に渡米してNYスクール・オブ・ビジュアルアーツに学び、1972年に帰国しました。
爾来、東京を拠点にイラストレーションなどの制作活動を開始し、1978年にはADC賞を受賞しました。
1979年にハービー・ハンコックや坂本龍一のレコードジャケットのデザインを手がけました。
また、モスバーガーの小冊子イラスト、ひらけ!ポンキッキのオープニングタイトルなど数多くのデザインを手がけています。
1996年に、シゲチャンランド開設するためあいおいの牧場跡地を購入したそうです。
2001年に、約8,000坪の牧場跡地を改修してオープンしました。
かつて独自の文化を築いたオホーツク人のように、この地だからこそのアートと文化をつくり続けています。
大小15棟で構成された展示室や広大な敷地内に、作品が展示されています。
人体の各機能から名付けた目・鼻・口などから構成され、ランドが1つの生命体となるようになっています。
可愛くて面白いキャラクター満載の、個性溢れる楽しい異空間ともいえるミュージアムです。
脱力系で独創的な作品から力強い造形作品まで、多彩な作品群を鑑賞できます。
廃材を材料にしたオブジェは、生命を持っているかのように存在感があります。
日常から解き放たれて、見る者を元気にするパワーに満ち溢れています。
2009年に、amazonから”シゲチャンランド ガイドブック”という単行本が出されています。
2020年10月18日に、NHKの日曜美術館で、Walk on the Wild Side! 〜北海道・謎の美術館 “シゲチャンランド”〜として紹介されました。
北海道観光 道東旅行はシゲチャンランド!ディープでポップな美術館 Hokkaido trip, let’s go to Shigechan Land art museum i100(外部リンク)