スウェーデンアイビーは、シソ科プレクトランサス属の非耐寒性多年草植物です。
ミントに似た爽やかな香りのする、葉を楽しむ観葉タイプのプレクトランサスです。
プレクトランサスは、アジア・アフリカ・オーストラリアの熱帯・亜熱帯を中心に200種以上が分布しています。
南アフリカの日陰で多湿な環境に起源を持ち、その母国の亜熱帯気候を模倣した条件下でよく育ちます。
光沢のある波状の葉とカスケードの習性で知られ、葉色のグラデーションがとても美しいです。
脇芽が良く出てこんもりと広がり、やや横に広がってマウンド状に生育します。
過密化するのを避けて十分に成長できるように、十分なスペースを確保するとよいでしょう。
定期的に剪定してやると、形状を維持したり新しい成長を促したりできます。
過密化すると空気の循環が低下し、害虫の増加につながる可能性があります。
最適な水分保持のためには、毎週の水やりが必要です。
葉に水を蓄えることにより、乾燥した気候に耐えることができます。
比較的耐干旱性があり、乾燥や日陰にはきわめて強いです。
温度の変動に対し、低温5℃から高温43℃まで耐えることができます。
柔軟性がありますので、さまざまな環境へ適応することが可能です。
葉は多肉質で、表は濃い緑、裏と茎がワインレッドで、とてもユニークです。
春から晩秋までは、戸外で横に広がってぐんぐんよく育ちます。
真冬の寒さには耐えられませんので、明るい室内で越冬させます。
屋内環境では、この常緑植物の生育のためには適切な湿度が重要です。
東または西向きの窓近くでよく育ち、屋外では高い植物の日陰下でよく成長します。
花言葉は、「永遠の愛」「友情」などです。
「永遠の愛」は、ツタを延ばして逞しく成長し、どんな季節でも緑の葉を茂らせ、枯れることのないイメージからきています。
「友情」は、ツタを延ばしていく様子から、絆や強い繋がりをイメージして付けられています。

科・属 シソ科
プレクトランサス属
学名 Plectranthus
verticillatus、
英名 Swedish ivy、
Swedish begonia
Creeping charlie
和名 スウェーデンアイビー
別名 プレクトランサス、
原産地 南アフリカ
花期 10月ころ