アジュガは、ヨーロッパや中央アジアが原産地のシソ科キランソウ属に属する多年草です。
アジュガという名前は、ラテン語の a jugum から来ています。
和名のセイヨウジュウニヒトエは、アジュガの花が幾重にも咲く様子が十二単に似ていることに由来します。
厚い葉と鮮やかな色合いから、ガーデニング愛好者に人気があります。
耐陰性のある常緑多年草ですので、日陰の庭のグランドカバーとして利用されています。
その適応力と持続的な美から、庭全体に調和と生き生きとした雰囲気をもたらします。
春になると茂った葉の間から花茎を伸ばし、紫やピンクの小花をいっせいに咲かせます。
花の開花期間は短いため、カラーリーフとして利用されることが多いです・
寒さに強く子株のついたランナーを盛んに伸ばし、日当たりの悪い場所でもよく増えます。
四季を通じて花を咲かせるため、年間を通じて楽しむことができます。
結婚式や誕生日などの特別なイベントや装飾にも、よく使用されます。
古代から、力強さと美しさを象徴する花として知られています。
単なる花としてだけでなく、多くの文化で異なる象徴として使われてきました。
固い決意という意味から、人生の新たな章を祝うシンボルとして選ばれることが多いです。
一部のアジア文化では、アジュガは内なる強さと忍耐の象徴とされています。
ヨーロッパでは庭の装飾に多く利用され、美しさと地面をはう特性から防御と保護の象徴とされます。
花言葉は、「心休まる家庭」「強い友情」などです。
「心休まる家庭」は、親株から伸びるランナーの先に子株がつき花を咲かせ家族や絆をイメージさせることに由来します。
このことから、アジュガは家族の大切さや温かさを感じさせます。
「強い友情」は、アジュガの花の形が人が両手を広げているような姿をしていることから来ています。
「心休まる家庭」や「強い友情」という花言葉を持っていますので、大切な人へのプレゼントにもぴったりです。
アジュガの花を贈ることで、相手に対する深い愛情や絆の強さを表現することができます。
科・属 シソ科アジュガ属
学名 Ajuga reptans
英名 Ajuga、Bugle
和名 アジュガ
別名 セイヨウジュウニヒトエ、
西洋十二単、
セイヨウキランソウ、
西洋金瘡小草
原産地 アジア、ヨーロッパ
開花 4月