小岩井農場は、1891年に岩手県岩手郡雫石町に開設された全国的に有名な農場です。
小岩井農場
岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
ヨーグルト、チーズ、バターなどで知られる小岩井乳製品のふるさとです。
東京都に本社を置く、小岩井農牧株式会社が経営しています。
創立者は、日本鉄道会社副社長の小野義 眞、三菱第二代社長岩崎彌之助、鉄道庁長官の井上勝の3人です。
「小岩井」は、この3人の名字から1文字ずつ取って命名されました。
東北地方への鉄道開通を機に、食料増産のため農牧事業を起こそうとしました。
現在は酪農事業が中心で、総面積約3000ha(900万坪)の広大な敷地で約2600頭の牛を飼育しています。
小岩井農場は日本の20世紀遺産20選に選定され、農場内には重要文化財に指定された歴史的建造物も多く存在しています。
農場内に位置する標高379mの小高い山・狼森=おいのもりは、イーハトーブの風景地として国指定名勝となっています。
周辺の笊森=ざるもり、盗森=ぬすともり、黒坂森の3つの小山は、宮沢賢治の童話に実際の地名のまま登場します。
イルミネーションは、薄暗くなる時間に始まって暗くなるにつれどんどん素敵になっていきます。
農場の中央部には、40haの観光エリアの”まきば園”があります。
まきば園の中には、レストランやお土産店があります。
レストランでは、小岩井農場産素材をふんだんに使用したグルメメニューが楽しめます。
名物のソフトクリーム、小岩井の牛乳を使った牛乳ラーメン、手作りチーズを使ったピザなどもおすすめです。
お土産店では、まきば園でしか買えないオリジナル商品が豊富にそろっています。
一般非公開の生産施設や重要文化財をご案内する、ガイド付きツアーも開催されています。
また、小岩井農場ならではの大自然が満喫できる体験プログラムが人気です。
雄大な自然の中で馬と触れ合ったり、バター作りを見学したりなどの体験ができます。
農林畜産業をテーマにして、エコファーミングスクールなども開かれています。
年代を問わず、子どもから大人まで楽しめる観光施設です。
小岩井農場ならではの牧歌的な情景を堪能するには、夏が一番おすすめです。
入場は9時から最終16時30分まで閉園は17時30分ですが、季節により変動がありますので詳細は公式HPで要確認です。
電車ではJR田沢湖線・小岩井駅よりタクシーで約15分、自動車では東北自動車道盛岡ICより約15分です。
バスではJR東北線・盛岡駅から路線バスで約35分ですが、バスの運行本数に要注意です。
【岩手】小岩井農場に行ってきました!(外部リンク)