アオキ(青木)

 アオキはミズキ科アオキ属の常緑低木です。

 日本原産で、東北地方の宮城県以西、関東地方以西の本州・四国・九州や沖縄、朝鮮半島に分布します。

 山地にふつうに生え、日の差し込む低山のスギ林や照葉樹林内に自生し、雑木林などでもよく見られ、日陰でもよく育ちます。

 和名のアオキの由来は、四季を通じて常緑で葉のほか枝も常に緑色であることから名付けられています。

 別名で、アオキバ、ヒロハノアオキ、ヤマタケとも呼ばれます。

 青々とした葉と赤い果実が特徴で、山地の林内に自生するほか、庭木にも使われる。葉は民間薬となり、陀羅尼助の原料として配合される。

 冬の間についている俵形の赤い果実が美しいことから、庭木や公園樹としての利用も多く、園芸品種の栽培もされています。

 アオキはつややかな葉が特徴的な常緑低木です。

 高さは0.5~3mほどで、光沢がある緑色の葉は厚く、細長い楕円形で縁にギザギザがあります。

 葉は有柄で対生し、枝の上部に集まってつき、葉身は厚く光沢があり両面とも無毛です。

 乾くと黒くなる特性がり、形状は長楕円形で先端は鋭く、葉縁にはハッキリした鋸歯が目立ちます。

 古い葉は新緑が出て花が咲く春から初夏にかけて黄色に黄葉して、落葉します。

 春に紫がかった褐色の小さな花がまとまって咲きます。

 雌雄異株で、花房が大きいものが雄株、小さいものが雌株です。

 花は褐色を帯びた紫色で、枝先の円錐花序に穂のように小花を多数つけます。

 秋になると、雌株に楕円形の小指大ほどの果実が赤く熟します。

 雄木と雌木があり、雌木は花後に楕円形の実を付け、実は秋から冬に赤く熟します。

 高さは0.5~3メートルほどで、枝は太く緑色、幹も緑色で光合成をおこないます。

 花言葉は、「若く美しく」「初志貫徹」「変わらぬ愛」「永遠の愛」です。

 アオキは常緑樹で耐寒性も高く、初志貫徹、永遠の愛といった花言葉が生まれました。

1000001769アオキ

科・属  ミズキ科・アオキ属
和名   アオキ(青木)
別名   アオキバ、ヤマタケ、
     ヒロハノアオキ、
学名   Aucuba japonica
英名   Japanese Aucuba
原産国  日本
開花   3月~5月

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