ホトケノザは、春にピンク~紫色の花を咲かせる一年草です。
道端や土手、水田のあぜなどに生えていて、多くは雑草として扱われています。
日本では、北海道以外の本州、四国、九州、沖縄に分布しています。
非常に強健な性質でやせ地でも育ちますが、肥沃な土地の方が花付きが良くなります。
ホトケノザは、台座のような葉から花を引き抜いて根元を吸うと甘い蜜の味がします。
葉は半円形でギザギザしていて、茎に対して2枚の葉が向き合って生えます。
茎を取り囲むようについている葉が仏様が座る蓮華座のように見えることから「仏の座」という名前が付けられたと言われています。
葉が段状につくことからサンガイクサ(三階草)という別名も持ちます。
花が終わったら、種子を収穫しておくと、次の年にまた種まきができます。
剪定や切り戻しは必要ありません。
ホトケノザは、庭やプランターに植えるだけでなく、切り花やドライフラワーにも使えます。
白い花は清楚で上品な雰囲気を出してくれます。
ホトケノザは食用や薬用にもなり、若い葉はサラダやスープに入れたり、茎は漬物にしたりすることができます。
また、ホトケノザには利尿作用や解熱作用などの効能があるとされ、民間療法では風邪や咳などに用いられることもあります。
花言葉は、「輝く心」「調和」「仲間と一緒に」です。
仏様の悟りの心を表す「輝く心」や、仲間と協力して生きる「調和」や「仲間と一緒に」は、この花の特徴をよく表しています。
花は小さな幸せを感じさせてくれる花です。
科・属 シソ科・オドリコソウ属
和名 仏の座
英名 henbit
学名 Lamium amplexicaule
原産地 ユーラシア大陸
開花期 3月~6月