ケイトウ

 ケイトウは、ユーラシア大陸やアフリカ大陸に広く分布する多年草です。

 漢字で書くと「鶏頭」、名前の通り、まるで雄鶏の赤く立派なトサカのような特徴的な花の形をしています。

 真っ赤なトサカを持った雄鶏が誇らしげに胸を張って歩く姿が連想されます。

 美しい色と形をした花で、切り花としても人気があります。

 長く水につけておくと、色が変わったり、根が出たりすることがあります。

 秋に咲く花ですが、温室で栽培すれば一年中楽しむことができます。

 花色は赤やピンク、白などさまざまで、花びらのように見えるのは実は苞葉と呼ばれる葉の一種です。

 日当たりと水はけの良い場所を好み、肥料は少なめに与えるとよいとされています。

 ケイトウは秋から冬にかけて咲く花ですが、温室栽培されたものは一年中見ることができます。

  ケイトウは長く咲き続ける花ですが、花が終わったら切り戻しをします。

 切り戻しをすると、再び新芽が出て次の花が咲きます。

 ケイトウは、美しいだけでなく、薬用や染料としても使われることがあります。

 ケイトウの花は、鎮痛や解熱などの効果があると言われています。

 また、苞や茎から抽出した色素は、布や紙に染めることができます。

 花言葉は「おしゃれ」「気取り屋」「個性」「風変わり」「情愛」「色あせぬ恋」「勇敢」「警戒心」です。

 「おしゃれ」「気取り屋」は、立派なトサカを持つ雄鶏に見えることからきています。

 「個性」「風変わり」は、他の花とは異なる花姿から個性的な花姿に由来します。

 「情愛」「色あせぬ恋」は、ドライフラワーにしても色が変わらないというケイトウの特徴から来ています。

 「勇敢」は、中国に伝わるケイトウに関するある逸話に由来していると言われています。

 雄鶏がムカデの精に立ち向かう姿から「勇敢」という花言葉が付けられたといいます。

 「警戒心」は、ケイトウの花が雄鶏のトサカに似ていること、そして雄鶏が強い警戒心を持っていることに由来します。

Dsc 0028ケイトウ

科・属  ヒユ科ケイトウ属
     (セロシア属)
学名   Celosia
英名   Cockscomb
和名   鶏頭
別名   ケイカンカ(鶏冠花)
     カラアイ(韓藍)
     セロシア
タイプ   一年草
    (原産地では多年草)
時期   6~7月
     暖地では9月頃秋植えも可
原産地  アジア、アフリカ、
     アメリカ(熱帯域)

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