トレニアは、ツルウリクサ属に分類される一年草もしくは多年草です。
東南アジアからアフリカの広い地域に分布しています。
草丈は20~30cmで、1株で30cm四方に広がって生長します。
葉っぱは卵型で、鮮やかな緑色をしています。
直径1.5~2cmほどと小さく、唇形をした花を初夏から晩秋までの長い期間、次々と咲かせます。
花姿を長く楽しむことはできますが、6月頃に見頃の季節を迎えます。
トレニアの英名Wishbone flowe」は鶏の胸の叉骨の花という意味です。
これは、トレニアの雌しべの先が2つに分かれていて、鶏の叉骨と似た形だったことから名付けられました。
また、和名であるナツスミレ(夏菫)は花の色や形が野生のスミレの花に似ていることからつけられました。
花言葉は「ひらめき」「可憐」「可憐な欲望」「温和」「愛嬌」です。
トレニアは雌しべの先端に触ると花びらをサッと閉じる動きをします。
このように、鋭敏な動きをする性質から「ひらめき」という花言葉がつけられています。
また、「可憐」「可憐な欲望」「温和」「愛嬌」という花言葉は、可憐な花の姿からは想像もつかないほど生命力が強く、こぼれた種からも大きく育つという性質に由来しています。
この雌しべに触れると花びらが閉じるという仕組みは、受粉を確実にするためと言われています。
閉じた花びらは暫らくすると開き、また雌しべに触れると花びらを閉じるという動きをします。
科・属 ゴマノハグサ科・
ツルウリクサ属
(トレニア属)
学名 Torenia
英名 Wishbone flower
原産国 アジアからアフリカ
別名 夏菫(ナツスミレ)
花瓜草(ハナウリクサ)
ムラサキミゾホオズキ
開花 4~11月
花色 青、紫、白、ピンク、
黄、複色