テンニンギク(天人菊)

 テンニンギク(天人菊、学名:Gaillardia pulchella)は、キク科テンニンギク属の1種です。

 インディアンブランケット (Indian blanket)、サンダンス (Sundance) とも呼ばれます。

 英名の「インディアン」はインドではなくアメリカンインディアンの意味です。

 和名ではキクの名を冠するが正確にはキク(キク属またはその1種)ではなく別属です。

 ガイラルディア (Gaillardia)、ブランケットフラワー (Blanketflower) ともいいますが、これらは正確にはテンニンギク属の総称です。

 ガイラスディアはキク科・ガイラルディア属の植物の総称で、一年草と多年草があります。

 「ガイラルディア」という学名は、フランス人生物学者ガイヤール・シャラントノート氏の名前にちなんで付けられました。

 一般的に流通しているのは、一年草がテンニンギク(天人菊)、多年草ではオオテンニンギク(大天人菊)という品種です。

 「テンニンギク」という和名は、花の美しい姿が天人を思わせることに由来します。

 鹿児島県などで特攻花とも呼ばれることがあり、芸術作品や演劇等の題材にしばしば用いられます。

 第二次世界大戦中、特攻隊員が出撃するときにガイラルディアの花束が贈られていたことから、九州地方では「特攻花」とも呼ばれます。

 草丈は30~90cmに生長し、オレンジや黄色の花を夏から秋にかけて咲かせます。

 花の中心が盛り上がっているのが特徴で、一重か八重の花びらをつけます。

 花言葉は、「生きる」「団結」「協力」です。

 遠い時代をたくましく生きた人々の思いが込められています。

 オレンジ色の花言葉はは「生きる」です。

 赤色の花言葉は「団結」です。

 黄色の花言葉は「協力」です。

学名   Gaillardia
科・属   キク科・テンニンギク属
英名   Gaillardia
     Indian blanket
     Sundance
     Blancket flower
     Fire wheel
原産地  アメリカ
開花期  6~9月
別名   テンニンギク(天人菊)
     オオテンニンギク
    (大天人菊:品種名)
     サンダンス
     インディアンブランケット
     特攻花(トッコウバナ)

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