蔵王町は宮城県の南部にある町で刈田郡に属し、蔵王連峰の裾野に位置します。
蔵王温泉
山形県山形市蔵王温泉
蔵王連峰は奥羽山脈の中にあって、宮城県と山形県の両県南部の県境に位置する連峰です。
最高峰の熊野岳は1841mあり、地蔵岳、刈田岳、五色岳などの山々を有する火山群です。
蔵王温泉は、開湯されたのが西暦110年頃と伝承される1900年の長い歴史を持つ温泉です。
日本武尊の東征の際、従軍した吉備多賀由により発見されたとされています。
江戸時代には、蔵王権現への西側登山口としてにぎわいました。
大正時代には麓の集落と温泉を結ぶ道路が開通し、様々な施設が設置されて観光地として開発されました。
昭和に入るとスキー場もオープンし、ロープウェイ等設置、観光道路開通などが行われました。
裾野には温泉やスキー場があって、両県における主要観光地の1つとなっています。
火口湖の御釜やエメラルドグリーンに輝くドッコ沼など、見どころがたくさんあります。
蔵王温泉地区は、県内最古の歴史を持つ蔵王温泉のほかに、樹氷で知られる蔵王温泉スキー場もあります。
山形市では令和3年3月に、蔵王温泉地区を景観重点地区に指定しました。
蔵王の雄大な自然、山並み、温泉、エリアの特徴を生かした誇りと愛着を持てる温かいまちづくりが基本です。
豊富な湯量を源として、多くのホテルや旅館が立ち並んでいます。
湯量が豊富で硫黄と酸性が強く、子どもが丈夫に育つ湯として、また美人の湯として
知られています。
蔵王エリアの温泉の湧出量は15000L/分で、泉質は強酸性硫黄泉でPH1.3と全国で2番目に酸の強い温泉です
硫黄泉には、体内のムコ多糖タンパクを活性化させる働きがあり、体内水分量を増加させ肌と血管を若返らせます。
共同浴場が3カ所あり、他にも日帰り入浴施設や足湯もあります。
上湯、下湯、川原湯という3つの共同浴場は、それぞれ徒歩3分圏内という近さです。
渓流沿いにある蔵王温泉大露天風呂は有名で、川の流れや鳥のさえずりを聞きながら温泉に浸かれます。
四季を感じ壮大な自然の中にある蔵王の湯で、心も身体も癒されます。
温泉街では、白い餅の中にこし餡が入っている稲花餅を食べられます。
アクセスは、山形駅より山交バスで約40分、東北中央自動車道山形上山ICより約25分、山形自動車道山形蔵王ICより約20分です。
【宮城旅行】真夏の蔵王温泉街ぶらり旅!グルメと観光地をご紹介!(外部リンク)