清水寺は正式には音羽山清水寺と号し北法相宗の本山で、西国観音霊場三十三カ所第16番札所です。

 清水寺
 京都府京都市東山区清水1丁目294



 当初は法相宗で平安時代中期から真言宗を兼宗し、明治時代初期に一時真言宗醍醐派に属し、1885年に法相宗に復し1965年に北法相宗を立宗しました。

 広隆寺、鞍馬寺とともに、平安京遷都以前からの歴史をもつ京都では数少ない寺院の1つです。

 また、石山寺、長谷寺などと並び、日本でも有数の観音霊場です。

 京都の東、音羽山の中腹に広がる13万平米の境内には、国宝と重要文化財を含む30以上の堂塔伽藍が建ち並びます。

 大きな慈悲を象徴する観音さまの霊場として、古くから庶民に開かれ幅広い層から親しまれてきました。

 古い史書や文学のなかには、多くの人々が清水寺参詣を楽しむ様子が描かれています。

 奈良末期778年に僧延鎮が開山し、平安建都間もない798年に坂上田村麻呂が仏殿を建立したと伝えられています。

 創建以来、10度を超える大火災にあいそのたびに堂塔を焼失しましたが、篤い信仰によって何度も再建されました。

 現在の建物の多くは、1631年から1633年に徳川家光の寄進によって再建されたものです。

 参道を上りつめると、東山の音羽山を背に仁王門、西門、三重塔が迎えてくれます。

 春の桜と新緑、秋の紅葉と四季折々の美しさを背景にした懸崖造りの本堂は、断崖の上にせりだし、市街地の眺望も最高です。

 あわせていずれも重要文化財の15の堂塔が建ち並んでいます。

 清水の舞台で知られる本堂は寄せ棟造り、檜皮葺、寝殿造り風の優美な建築です。

 本堂は音羽山の急峻な崖に建築され、懸造りと呼ばれる日本古来の伝統工法でできています。

 格子状に組まれた木材同士が支え合い、建築が困難な崖などでも耐震性の高い構造をつくり上げることを可能にしています。

 舞台を支えているのは、床下に建てられた18本もの柱です。

 樹齢400年余の欅を使い、大きいもので長さ約12m、周囲約2mの柱が整然と並んでいます。

 その縦横には何本もの貫が通され、木材同士をたくみに接合するこの構造は継ぎ手と呼ばれ、釘を1本も使用していません。

 本堂の前面に張り出すように広がる舞台は、清水寺に数ある建造物のなかでももっとも有名です。

 京都の街を眼下にする眺めは見事で、その美しい景色は古くから人々を魅了してきました。

 平成の大修理で張り替えられた166枚の桧板の舞台の床面積は約200平米で、崖下の礎石からは約13mの高さがあります。

 清水の舞台は上から見下ろすのもよし、京都の市街地を眺めるもよし、人気のスポットです。

 ここには、本尊の十一面千手観世音菩薩立像を安置しています。

 舞台の下方には音羽の滝があり、谷を隔てて安産祈願の子安の塔があります。

 ほかに仁王門、馬駐、鐘楼、西門、三重塔、経堂、田村堂、轟門、朝倉堂、釈迦堂、阿弥陀堂、奥の院など、重文指定の建造物がいらかを連ねています。

 1994年に、ユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されました。

 アクセスは、JR京都駅から市バス五条坂か東山五条で下車し徒歩約10分です。

 京阪電鉄なら、祇園四条駅から市バスで清水道か五条坂で下車し徒歩約10分、七条駅から市バスで清水寺祇園または五条坂で下車し徒歩約10分です。


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