東大寺は、奈良の大仏さまで知られる奈良時代創建の代表的な寺院です。
奈良県奈良市雑司町にある華厳宗大本山である日本の仏教寺院で、山号はなく開山は良弁です。
東大寺
奈良県奈良市雑司町406-1
正式には金光明四天王護国之寺ともいい、奈良時代に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺です。
国内外を問わず人気の観光スポットで、日本の歴史や文化を体験できる名所です。
東大寺には、世界最大級の木造建築である大仏殿をはじめ、お水取りで知られる二月堂、正倉院など見どころが多いです。
華やかな天平文化を伝える仏像や、優れた建築技術を集めた堂宇など多数の歴史遺産が受け継がれています。
大仏殿や法華堂は参拝することができ、写経・写仏体験も可能です。
東大寺は、聖武天皇の皇太子基親王の菩提を追修するために、728年に建てられた山房、後の金鍾山寺に源を発しています。
741年に国分寺・国分尼寺建立の詔が発せられ、金鍾山寺が昇格してなった大和国国分寺の金光明寺を前身としています。
東大寺は、聖武天皇が当時の日本の60余か国に建立させた国分寺の中心をなす、総国分寺と位置付けされました。
聖武天皇は、災害や政変、反乱などが相次ぐ当時の社会不安を、仏法の力によって解消しようとしました。
この鎮護国家の思想から、全国に国分寺の創建を推進する一方、大仏造立を発願しました。
743年に聖武天皇が盧舎那大仏造立の詔を発し、東大寺の本尊として世界最大の金銅仏、盧舎那仏の造営が始まりました。
行基が聖武天皇から大仏造立という国家の一大プロジェクトを任され、全国を行脚して勧進をつのりました。
752年に開眼法会が盛大に行われ、以降次々と堂塔が建造され、40年近くかけて伽藍が整いました。
都が移ったあとも、大仏さまの寺として朝野の篤い信仰を集めました。
しかし1180年の平重衡の軍勢によって、大仏殿をはじめ伽藍の大半を失いました。
重源上人によって再興されましたが、1567年の三好・松永の乱で、わずかな建物を残して再度焼失しました。
現存する大仏殿は、江戸時代中期の1709年に規模を縮小して再建されました。
現在の伽藍の多くは公慶上人らによって江戸時代に再興されたものです。
法華堂や転害門、南大門をはじめ、各時代を代表する国宝建造物を含む多くの文化財を伝えています。
東大寺は、1998年12月に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界文化遺産に登録されました。
アクセスは、JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通の市内循環・外回りに乗り、東大寺大仏殿・春日大社前バス停で下車し徒歩約5分です。
4K(ユネスコ世界遺産)奈良:国宝『東大寺』を廻る旅!(外部リンク)