広島平和記念資料館は広島市中区に所在する平和博物館で、原爆資料館もしくは平和資料館とも称されます。
世界で初めてそして唯一、原爆が投下された日本だからこそ伝えられる歴史に触れられるのが特徴です。
広島平和記念資料館
広島県広島市中区中島町1-2
1945年8月6日午前8時15分、広島は世界で初めて原子爆弾による被害を受けました。
街はほとんどが破壊され、多くの人々の生命が奪われました。
かろうじて生き残った人も、心と体に大きな痛手を受け、多くの被爆者が今なお苦しんでいます。
広島平和記念資料館は1955年に、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に寄与することを目的に開館しました。
当初は、広島平和会館原爆記念陳列館の名称で開館しました。
運営は、広島市出資の公益財団法人広島平和文化センターが行っています。
被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真や資料を収集・展示し、広島の被爆前後の歩みや核時代の状況などについて紹介しています。
原爆の悲惨さと核兵器の恐ろしさを世界に伝え、二度と同じことが起こらないようにと訴え続けています。
日本では修学旅行で訪れる人も多いですが、外国人にとっても日本の主要な観光スポットとなっています。
重要文化財である西側の本館と、東側の東館からなり、観覧は東館から入場し本館を見学後、東館に戻り退出するコースです。
東館には、原爆投下までの広島市の歴史や原爆投下の歴史的背景に関する展示があります。
本館では、広島原爆の人的・物的被害に関する展示が行われています。
特に、広島市街地の縮小模型、被爆者の等身大ジオラマ、三位一体の遺品、黒焦げの弁当箱、動員学徒たちの遺品、人影の石などが知られています。
1955年に、丹下健三さんの設計による広島平和会館原爆記念陳列館が開館しました。
1956年に原子力平和利用博覧会の会場になり、1958年に広島復興大博覧会で原子力科学館として一部の展示物が展示されました。
1973年から1975年に掛けて1回目の大改修、1991年には2回目の大改修が行われました。
1998年には広島国際会議場と合わせて公共建築百選に、1999年には広島ピースセンターとして日本の近代建築20選に指定されました。
2006年には、資料館西館が第二次世界大戦後の建築物としては初めて重要文化財に指定されました。
2013年現在の収蔵品は約2万1000点に及び、自由に見学する場合は30分~60分程度、展示解説を利用する場合は60分~90分程度かかります。
現在、平和記念資料館本館では改修工事を行っており、全館オープンは平成31年春の予定です。
入館料は、大人200円・高校生100円・中学生以下は無料です(2024年5月現在)。
団体料金は、大人が30人以上の場合は1人当たり160円、高校生以下が20人以上の場合は無料になります。
原爆ドーム 広島平和記念資料館 2024(外部リンク)