厳島神社は、広島県廿日市市の厳島(宮島)にある神社で、旧社格は官幣中社、現在は神社本庁の別表神社です。
厳島神社
広島県廿日市市宮島町
古くは伊都岐島神社とも記され、全国に約500社ある厳島神社の総本社です。
瀬戸内海に浮かぶ宮島=厳島そのものをご神体として海上に建築物群が建ち並ぶ神社で、世界にも他に類を見ない施設です。
嚴島神社は推古天皇元年の593年に佐伯鞍職が創建し、その後平清盛が安芸守になったことにより嚴島神社を厚く信仰しました。
武士として初めて太政大臣となった清盛は、1168年頃に現在のような寝殿造りの海上社殿を造営したといわれています。
その後、1571年に毛利氏によって御本社本殿の改築や反橋や大鳥居の再建など大規模な修復が行われたそうです。
大鳥居は、嚴島神社の社殿の沖合約200メートルのところに立ち、現在のものは1875年に再建され9代目に当たります。
天忍穂耳命=アメノオシホミミノミコト、天穂日命=アメノホヒノミコト、天津彦根命=アメツヒコネノミコト、活津彦根命=イクツヒコネノミコト、熊野櫞樟日命=クマノクスビノミコトの五男神を祀っています。
また、三女神と呼ばれる市杵島姫命=イチキシマヒメノミコト、田心姫命=タゴリヒメノミコト、湍津姫命=タギツヒメノミコトを祀っています。
前面の青々とした海、背後に広がる緑の弥山原始林を背景とし、日本最大級の本殿をはじめ拝殿、祓殿などがあります。
神社建築の魅力を際立たせる朱の嚴島神社は、松島、天橋立と並ぶ日本三景の一つとして有名です。
御本社の祓殿正面にある高舞台は、大阪の四天王寺・住吉大社の石舞台とともに舞楽の日本三舞台といわれています。
御本社を中心とする左右の廻廊でつながる客神社、天神社、能舞台などが、背景に広がる自然と調和したまるで絵を見るような美しさです。
厳島神社のほかにも国重要文化財の豊国神社や五重塔など見どころが多いです。
宮島全体が神と捉えられていたため、木を切ったり土を削ることでご神体を傷つけないように、潮の満ち引きのある場所に造られたといわれています。
瀬戸内海を往来する漁民や、商人たちの嚴島詣が盛んになっていき、江戸時代には伊勢詣、四国遍路と並び代表的な参詣地として流行したようです。
多くの人々が信仰したという古式ゆかしき神社でもあり、四季を通じて国内外から多くの人々が訪れています。
海運や交通安全、金運、必勝祈願などのご利益があるとされています。
潮の満ち引きで印象が大きく変化するため、見たい時間に合わせて訪れるとよいでしょう。
広島駅や平和記念公園から近く、気軽に日本文化や芸能、名産品を楽しめます。
海上に神秘的に建っている嚴島神社は、1996年世界遺産に登録されました。
拝観料金は大人300円、宝物館との共通券は500円(2024.8現在)です。
アクセスは、JR宮島口駅から徒歩すぐの宮島口桟橋→JR宮島航路、宮島松大観光船で約10分、宮島桟橋下船、徒歩約15分です。
車なら宮島口まで、山陽道廿日市ICから国道2号経由4km約10分です。
【世界遺産】日本三景の一つ【宮島・厳島神社】(外部リンク)