メランポジウム

 メランポジウムは、メキシコから中央アメリカ原産のキク科メランポジウム属の一年草です。

 夏から秋にかけて、輝くような黄色い花を次々と咲かせます。

 原産地はメキシコから中央アメリカで、暑さには強く寒さには弱い性質です。

 名前はギリシャ語のmelas(黒)とpodion(小さな足)から来ていて、黒いくてしっかりとした根をもつ植物だということに由来しています。

 生育旺盛で、周りを明るく照らして元気にしてくれる黄色い花を次々と長期間咲かせます。

 日本の高温多湿の環境にも強く、肥料が少なくても丈夫に育ちます。

 7月〜11月ごろまでの長い期間、明るい黄色の小花を休むことなく咲かせます。

 晩秋になると寒さに耐えられずに枯死してしまいますので、半年くらいの比較的短いライフサイクルです。

 春まきして育てる、丈夫な夏の草花として人気があります。

 草丈は20〜80cmほどで、自然に分枝してこんもりと茂ります。

 原産地では約80種の分布が確認されていますが、日本で主に流通しているのは、原種系のペラルゴニウムの1種のディバリカツム種です。

 若い苗のときは生育が遅いですが、暑くなるにつれて、ぐんぐん大きく育ちます。

 こんもりと茂った株に、小さい花径2㎝ほどの黄色の可愛い花をたくさん咲かせます。

 一つひとつの花は小さいのですが、花つきがよく株を覆うように咲きますので華やかな印象をもたらします。

 花は日光を浴びるとより鮮やかに開花し、花がらを積まなくてもきれいな樹形を保つため、夏のガーデニングに最適です。

 葉は明るいグリーンで、丸みのある細長い形をしています。

 花が咲き終わると、その上を覆い隠すように新芽が伸びて新たな花が咲く性質があります。

 特に咲き終わった花を摘む作業をしなくても、いつもきれいな姿を楽しめます。

 肥料分が少なくても育つ反面、肥料を施しすぎると生育不良を起こすので注意が必要です。

 花言葉は、「元気」「小さな親切」「あなたは可愛い」などです。

 メランポジウムが夏から晩秋まで長い期間花を咲かせ、明るい黄色の花で見る人に幸せと笑顔をもたらすことに由来しています。

 いずれも花姿のイメージに由来しているようです。

Dsc 0099

科・属  キク科・
     メランポジウム属
学名   Melampodium
     divaricatum
英名   Gold medallion flower
和名   メランポジウム
別名   メランポディウム
     メランポジューム
     メダリオン
原産地  アメリカ
開花   5月~10月

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