ある日、天使が春の野に降り立ち、美しいスミレの花を見つけました。
そして花にそっとささやきます。
「人々に、真の愛の心を伝えておくれ。私たちの面影をお前たちに移してあげるから。」
天使はそういったあと、花に三回キスをします。
それからスミレの花が三色になったそうです。
ビオラとパンジーはよく似ていますが、園芸上はパンジーの小輪多花性種をビオラと呼んでいます。
一般に花径5cm以上をパンジー、4cm以下をビオラと区別することが多いようです。
最近では見た目が豪華なのがパンジー、かわいらしいのがビオラと曖昧な分け方になっているようです。
パンジーは三色菫と呼ばれることがありますが、現在のパンジーは19世紀に野生のサンシキスミレとその他2種を交配させて生まれた園芸種です。
野生のサンシキスミレはヨーロッパに広く分布し、4月~9月にチョウが舞う形をした紫・白・黄の三色や単色の大きな花を咲かせます。
パンジー全般の花言葉は「もの思い」「私を思って」です。
紫のパンジーの花言葉は「思慮深い」、黄色いパンジーの花言葉は「つつましい幸せ」「田園の喜び」、白いパンジーの花言葉は「温順」です。
また、ビオラの花言葉は「誠実」「信頼」「忠実」「少女の恋」です。
科・属名 スミレ科スミレ属
学名 Viola x wittrockiana
和名 三色菫
(サンシキスミレ)
別名 パンジー、遊蝶花
英名 Pansy
原産地 北ヨーロッパ