ハナニラはヤメ科の多年草の一種です。
桜の咲くころに無数の星型の花が開花する球根の花です。
葉がニラの香りがすることが名前の由来ですが、葉に触れない限りは匂いません。
花の色は白や紫で、花びらには細かい斑点があります。
花期は春から初夏で、湿った場所に自生します。
秋に球根を植えると翌春開花します。
開花後の球根は、植えっぱなしにできます。
庭や花壇などに地植えにした場合は、球根を植え付ければその後の管理は不要です。
植え付けた球根は分球し、年を追うごとに花数が増えていきます。
植えっぱなしにできる球根の中でも最も手入れいらずの植物です。
ハナニラは食用にもなり、根や葉は生でサラダにしたり、炒めたり、漬け物にしたりできます。
花はお茶やお菓子の材料にも使われます。
ハナニラには美肌や解毒などの効能があると言われていますが、科学的な根拠はありません。
ハナニラは日本や中国、朝鮮半島などに分布していますが、近年では外来種として北米やヨーロッパにも広がっています。
花言葉は「悲しい別れ」「耐える愛」「愛しい人」「恨み」などです。
由来は、葉や茎を切るとニラやネギのようなにおいがすることからです。
英語では「spring starflower」と呼ばれ、星に願いをかけるようなイメージがあります。
科・属 ネギ科ハナニラ属
(イフェイオン属)
学名 Ipheion uniflorum
英名 Spring starflower
別名 イフェイオン
原産地 南アメリカ
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 白、ブルー、紫、
ピンク、黄色
開花 3月~4月