ナノハナ(菜の花)

 明るい色で元気いっぱいの春の訪れを告げる花ですが、つぼみや花茎、若葉の部分を食する、ほろ苦い味が特徴的なアブラナ科の野菜でもあります。

 アブラナ科の黄色い花を一般的に菜の花(ナノハナ)といいますが、菜の花(ナノハナ)と呼ばれるものには観賞用、菜種油の原料となるナタネ、食用のナバナなどがあり、品種がそれぞれ異なります。

 河川敷に咲く菜の花(ナノハナ)は、色々なアブラナ科の植物と交雑している可能性は高いですが、大きく分類するとセイヨウカラシナとセイヨウアブラナの2種類に分けられます。

 セイヨウカラシナは、花がセイヨウアブラナより少し小さく、花びらが2つくっついたような咲き方をしています。

 セイヨウアブラナは、花が固まって咲き、セイヨウカラシナに比べ大きい花びらで、葉っぱも丸い形をしています。

 食用のナノハナのおひたしやからし和えは春を告げる旬の味覚で、アブラナやセイヨウアブラナの花序や若芽を食します。

 「野菜(菜っ葉)の花」という意味から 「菜の花」という名前がつきました。

 開花する前のつぼみの状態で収穫する方が、苦味が少なく柔らかいため、美味しく食べることができます。

 採り遅れて花が咲いても、黄色い菜の花(ナノハナ)は観賞用としても十分楽しむことができます。

 耐寒性に優れていて、日当たりの良い環境で育てることで、冬も枯れずに生育します。

 花言葉は「快活」「明るさ」です。

 菜の花(ナノハナ)がビタミンカラーの黄色い花を咲かせ、人々の気持ちを朗らかに明るくすることが由来とされています。

科・属    アブラナ科・アブラナ属
和名、別名  花菜(はなな)、
      菜花(なばな)
英名    Turnip rape, Chinese colza
学名    Brassica rapa
原産地   地中海沿岸、東アジア、
      北ヨーロッパ
開花期    2月~3月

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