ツツジ科ツツジ属の植物で、春から初夏に鮮やかなピンク色の花が咲きます。
桜(ソメイヨシノ)の花が終わりの頃から初夏にかけて開花します。
花名のツツジは、花が「筒(つつ)」状になっていることに由来するといわれます。
他に、花が次々に連なり咲く様子から「続き(つづき)」が語源であるともいわれます。
”出雲国風土記”や”万葉集”にもツツジに関する記述があったとされ、昔から日本人に親しまれてきました。
現在でも、東京都の根津神社や、群馬県のつつじが岡公園、京都府の三室戸寺など、各所にツツジの名所があります。
刈り込みができる性質から、生垣にもよく使われるほか、低木の街路樹の足元に植栽されるなど、さまざまな場所に植栽されています。
落葉性の樹木で、主にアジアに広く分布し、ネパールでは国花にもなっています。
日本でも古くから栽培され、花を摘んで花片の下から蜜を吸うことができ子供の頃に蜜を吸ったことがある人も多いのではないでしょうか。
ただし、レンゲツツジには致死性になりうる毒があり、庭木として利用されることもあるため注意が必要です。
花名は、花が筒状になっていることから「ツツジ」とつけられたといわれます。花名の由来はその他にも、花が連なって次々咲いていく様子から「続き」が語源となり変化していったともいわれます。
ツツジの花言葉は「節度」「慎み」、赤いツツジは「恋の喜び」、白いツツジは「初恋」です。
「節度」「慎み」は、群生して咲くようすは華やかですが、どこかおしとやかな印象からのきているようです。
「恋の喜び」は、まばゆいばかりの赤い花をいっせいに咲かせることに由来するといわれます。
「初恋」は、純白の花姿の清純さにちなむといわれます。
科・属 ツツジ科・ツツジ属
和名 躑躅
英名 Azalea
学名 Rhododendron
原産地 東アジア
開花期 4月~5月