セレスチウム

 セラスチウムはナデシコ科ミミナグサ属に分類されます。

 南イタリアからシシリー島あたり原産の耐寒性多年草です。

 明治時代に渡来したと伝わり、一般的には夏雪草を指して呼ばれます。

 葉は細かい毛で覆われてネズミの耳に似ていることから、和名では白耳菜草とも呼ばれます。

 花の名は属名のCerastiumの音読みで、ギリシャ語のcerastes(角状の)に由来します。

 セラスチウムには、多くの種子に角があることから名づけられました。

 また、英名ではSnow in Summerとも呼ばれ、一面に白い花が咲く姿が夏の時期に雪が降ったようです。

 晩春の公園の花壇の縁取りに植えられたセラスチウムが、花を咲かせながら匍匐して広がり始めています。

 初夏には、白い小さな花がたくさん咲いて、離れて見ると冷たい雪が積もっているようにも見えて涼し気です。

 日当たりがよくやせた土地でよく育ちます。

 高温多湿の環境と雨に弱いため、雨が当たらない場所で育てるとよいでしょう。

 乾燥した環境を好みますので、水やりをし過ぎないように気を付けてください。

 地植えの場合は、水やりは特に必要ありません。

 葉は1~3cm、細かい絨毛で覆われて銀白色で美しく線状披針形です。

 4~6月にかけて白色の花をたくさん咲かせ、葉は銀葉バーリーフとして人気があります。

 あたり一面に銀色のカーペットが広がったように見え、シルバーカーペットとも呼ばれます。

 グランドカバーやロックガーデンに利用されることが多いです。

 カラーリーフとして周年観賞でき、自然な雰囲気の庭によく似合います。

 鉢植えや寄せ植えにまた株がよく増えて広がります。

 花言葉は「幸福」「才能」「思いがけない出会い」などです。

 「幸福」は、ハート形に切れ込みの入った花があふれるように咲く姿からつけられのではないでしょうか。

 「才能」は、角は頭角を表すというように他人より抜きんでる象徴ですが、この花のイメージと繋がります。

 「思いがけない出会い」は、夏に見られない粉雪が降り積もったように咲き広がる純白の花の様子からきています。

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科・属  ナデシコ科
     ミミナグサ属
学名   Cerastium
     tomentosum
英名   Snow in summer
和名   シロミミナグサ
     セラスチウム
別名   ナツユキソウ
    (夏雪草)
     シロミミナグサ
    (白耳菜草)
     シルバーカーペット
     スノーインサマー
花期   5月~8月

kishiym

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