サルスベリは、夏に美しい花を咲かせる庭木です。
学名はLagerstroemia indicaで、ミソハギ科に属します。
原産地は中国南部で、日本には江戸時代に渡来しました。
サルスベリの名前は、樹皮が滑らかでサルでも滑ってしまうという意味だそうです。
花の色は赤や白やピンクなどがあり、花弁はちりめんのように縮れています。
花期は7月から10月までと長く、百日紅とも呼ばれます。
百日紅という名前は、花が約100日間も咲き続けることに由来しています。
百日紅は丈夫で育てやすい花木ですが、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
日陰になると花付きが悪くなるので、できるだけ明るい場所に植えましょう。
サルスベリは水やりが重要ですので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。
水切れをすると葉が枯れたり、花が落ちたりする可能性があります。
根元に水が溜まると根腐れの原因になりますので、水やりの際には根元に水をかけないようにしましょう。
水やりは乾燥したときだけで十分で、肥料は春と秋に与えます。
剪定は夏に花房の下を切り戻すと再び花が咲きますし、冬に枝を間引くと翌年の花つきがよくなります。
サルスベリはシンボルツリーや街路樹としても人気があります。
サルスベリの花言葉は「雄弁」「愛嬌」「不用意」などです。
サルスベリの花言葉は、「愛嬌」「雄弁」「不用意」「潔白」「あなたを信じる」などです。
一般的にはピンク色のサルスベリが最もポピュラーで、ピンク色のサルスベリの花言葉は、「愛嬌」「雄弁」「不器用」です。
「愛嬌」はサルスベリの枝が柔らかくて風に揺れる様子からつけられました。
サルスベリの花は一つ一つは小さくて可愛らしいですがたくさん集まって咲くことで華やかさを醸し出し、その姿は愛らしくて魅力的だと言えます。
「雄弁」はサルスベリの花が枝先に咲く様子からつけられました。
サルスベリの花は枝を伸ばして高くまで咲きその姿はまるで話すように見え、花は色鮮やかで目立ちまるで自分の意見を主張するように見えます。
「不器用」はサルスベリの木の特徴からつけられました。
サルスベリの木は樹皮が滑らかで猿でも登れないという意味でサルスベリ(猿滑り)と呼ばれますが、実際には猿は滑らずに登ってしまいます。
科・属: ミソハギ科
サルスベリ属
学名 Lagerstroemia indica
英名 Crape myrtle
和名 猿滑 / 百日紅
(サルスベリ)
別名 怕痒樹
(ハクヨウジュ)
原産地 中国
季節 夏
開花 7月~10月