コリウスは、アジア、アフリカ、オーストラリアを中心に200種以上が分布するシソ科プレクトランサス属の多年草、または一年草です。
世界で広く栽培されている植物で、熱帯地域では帰化植物として定着している場所もあります。
自生地では常緑性の多年草で年間を通じて花を咲かせますが、耐寒性が低く、日本では一年草として扱われます。
色鮮やかな葉を観賞する植物で、寄せ植えやハンギングバスケットに向いています。
夏から秋にかけて、小さな花をつつじのように咲かせますが、花が咲くと葉の色があせるので摘心して花を咲かせないようにします。
コリウスは観葉植物として鉢植えにしたり、花壇に植えて楽しむことができます。
栽培は比較的簡単で、日当たりと水やりに注意すればよいでしょう。
花はシソに似ていますが、あまり目立ちません。
コリウスの種類には、種子から育てる種子系と、挿し木から育てる栄養系があります。
栄養系は花が咲きにくく、大きく育ちやすいので、仕立て方によってさまざまな形にすることができます。
花言葉は、「健康」「かなわぬ恋」「恋の望み」「善良な家風」「絶望の恋」です。
「健康」は1年中美しい葉をつけていることにちなんでいます。コリウスには抗酸化作用の成分が含まれていると言われています。
「かなわぬ恋」は花が咲いてもすぐに散ってしまうことに由来します。
「恋の望み」や「善良な家風」は海外では家を彩るインテリアとして使われていることからつけられました。
科・属 シソ科プレクトランサス属
学名 Plectranthus
scutellarioides
Synonyms
和名 キンランジソ
(金襴紫蘇)
別名 ニシキジソ(錦紫蘇)、
コレウス
原産 東南アジア、
オーストラリア
開花 7~10月上旬
草丈 20cm~100cm
日照 日なた~半日蔭