キバナコスモス

 キバナコスモスは、メキシコ原産のキク科コスモス属の一年草です。

 花色は黄色やオレンジなどで、花びらは細くてひらひらしています。

 花期は夏から秋にかけてで、日当たりの良い場所でよく咲きます。

 キバナコスモスは、別名「サンフラワーコスモス」とも呼ばれ、日向ぼっこが大好きな花です。

 キバナコスモスは、花壇やプランターなどで育てることができます。

 種まきは春に行い、水やりは乾燥気味にします。肥料は少なめに与えると花付きが良くなります。

 キバナコスモスは、切り花としても人気があります。

 花持ちが長くて、色鮮やかな花が部屋を明るくします。

 美しい花を咲かせることから、観賞用として世界中の温帯で広く栽培されており、逸出したものが各地で野生化しています。

 日本への渡来は大正時代で、1966年に赤花の「サンセット」が作出されてから広く普及しています。

 「サンセット」は名前の通り茜色のコスモスで、岩手県の橋本昌幸氏によって育成された品種です。

 黄色のコスモスに赤い条斑を見つけた氏は、十数年の歳月をかけて花弁のすべてが赤い品種を作り出しました。

 サンセットは、世界で最も権威のある品種コンクール「オールアメリカセレクションズ(AAS)」で金賞を受賞し、当時の園芸会で話題となりました。

 現在では次々と新しい品種が作出され、キバナコスモスは、夏の花壇を彩る定番の植物となっています。

 花言葉は「野生美」「野性的な美しさ」「絢爛」です。

 メキシコの乾燥気味の土地が原産で、こぼれ種からどんどん増えていく性質もあり、一部は野生化しています。

 その整った美しさに加えて、実はとてもたくましい植物であることから「野生美」「野性的な美しさ」との花言葉が付けられました。

 また、この花には半八重咲きの品種も多く存在し、満開時の豪華な様子から「絢爛」との花言葉が付けられたようです。

科・属   キク科コスモス属
学名   Cosmos sulphureus
英名   golden cosmos,
     yellow cosmos
別名   黄花コスモス,
     キバナアキザクラ
     (黄花秋桜),
     イエローコスモス
原産地  メキシコ
花色   黄色, オレンジ, 赤
花期   6月~11月

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