カンツバキ(寒椿)

 冬は寒くて開花しない花がたくさんあるなか、寒椿はたくさんのきれいな花を咲かせます。

 パラパラと落ちる花弁も美しく、拾って集めるのもおすすめです

 「寒椿」は、文字通り寒い季節に花を咲かせることから、その名が付きました。

 椿(ツバキ)という名前がついていますが、実はサザンカの仲間で、関西では「獅子頭=ししがしら」と呼ばれることが多いようです。

 寒椿はサザンカと比べて樹高が低く、サザンカのほうが比較的高いです。

 しかし、剪定されていたり、生長の具合でも違うので区別はやはり難しいです。

 寒椿の種類によっても樹高は異なるので、大きさだけでの区別は困難です。

 花弁の枚数は寒椿が14枚以上あるのに対して、サザンカは5枚から10枚です。

 寒椿の花言葉は、「愛嬌」「謙譲」「申し分のない愛らしさ」です。

 椿の花言葉が「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」ですので、控えめでさりげない意味を持つ花言葉が、椿という花の特徴を表しています。

 「愛嬌」は、寒い冬の真っ白な景色の中、赤やピンクの可愛らしい鮮やかな花を日陰でもしっかりと咲かせることからつけられました。

 「謙譲」は、寒椿は一枚一枚花びらを散らすのが特徴で、その散らすさまが控えめでやさしいことからつけられました。

 「申し分のない愛らしさ」は、多くの人に好かれるその咲き姿と、冬を彩る可愛らしい花が申し分のない愛らしさの由来です。

科・属名 ツバキ科・ツバキ属
学名   Camellia hiemalis Nakai
   Camellia sasanqua Kantsubaki
和名   寒椿(カンツバキ)
別名   獅子頭(シシガシラ)
    立寒椿(タチカンツバキ)
原産地  日本、中国
花の色  白、ピンク、赤

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