色づくことを昔の言葉で「もみつ」「もみづ」と言い、訛って「モミジ」となりました。
カエデ属の中で最も有名な種がこのイロハモミジ、別名、イロハカエデです。
イロハモミジは秋になると葉の色が赤くなり、美しい変化を楽しませてくれます。
紅葉と言えば多くがこの木を指し、東北以南の谷間や川べりに自生します。
真っ赤になる時期もおすすめですが、緑や黄色がある時期に見に行くと、美しいグラデーションも楽しめます。
イロハモミジの「イロハ」とは、葉の切れ込みの数を「イロハニホヘト…」と数えたことが由来しているそうです。
古来から鑑賞されてきたため、斑入りや葉形の違う数多くの品種があります。
「赤地錦」「伊豆の踊子」「扇子流」「琴姫」「涼風」「高尾」「千染」などなど。
数多くの園芸品種が作られ、庭木、鉢植え、盆栽として愛好されています。
花言葉は「美しい変化」、「調和」、「自制」、「大切な思い出」です。
秋になると一斉に葉を赤く染めるイロハモミジはこの変化が美しいことから、「美しい変化」という花言葉がつけられました。
また、次々に紅葉する姿が「調和」という花言葉につながったと考えられます。
紅葉の季節はモミジを愛でて、遠出をしてその美しい姿を楽しむ方が多いことから、「大切な思い出」となったようです。
学名 Acer palmatum
科・属 ムクロジ科カエデ属
原産国 日本、東アジア
別名 モミジ、カエデ、
イロハカエデ、
タカオカエデ