イチョウ (銀杏)

 イチョウは約2億年前から存在する「生きた化石」と呼ばれる植物です。

 太古の昔には世界中で自生していたと考えられていますが、現存するのは中国原産の1種類のみです。

 イチョウの名前の由来は、中国名の一つの「鴨脚(ヤーチャオ)」だといわれています。

 イチョウの葉の形が水かきを持つ鴨の脚に似ていることが由来のようです。

 イチョウには葉や果実が通常とは違う変種がいくつかあります。

 葉の縁に種がつく「オハツキイチョウ」、
 葉の両端がくっついていてラッパのような形になる「オチョコバイチョウ」、
 枝が垂れ下がっている園芸品種の「シダレイチョウ」、
 葉に白い斑が入った「斑入りイチョウ」

などが代表的です。

 イチョウは雌雄異株の植物で、花の形も雄株と雌株で異なり、春に新芽が芽吹く頃に咲きます。

 雄花は房状に咲き、雌花は柄の先端に胚珠をむき出しにした状態になります。

 雌株は銀杏をつける頃に臭いを放つため、街路樹として植えられているものは雄株が多いです。

 イチョウ(銀杏)の花言葉は「長寿」「荘厳」「鎮魂」です。

 イチョウは大きく育ち、長生きするので「長寿」という花言葉が付けられました。

 また、神社やお寺のご神木になっていることも多いことから「荘厳」や「鎮魂」という花言葉もあります。

科・属名  イチョウ科イチョウ属
学名    Ginkgo biloba
和名    銀杏、公孫樹、鴨脚樹
     (すべてイチョウ)
英名    Ginkgo, Gingko,
      Maidenhair tree
原産地   中国
旬の季節  春(花)、秋(黄葉)
開花時期  4月~5月
黄葉時期  10月~12月

 

PAGE TOP inserted by FC2 system