アジサイは約75種の植物からなるユキノシタ科の属で、日本の庭園に欠かせない花の一つです。
日本や中国などの東アジアや北アメリカの温帯地域に自生しています。
色や形が豊富で、季節によって変化する美しさが魅力で、花が密集した球状や円錐状の花序をつけることで知られています。
花の色は、土壌のpHによって変化し、酸性の土壌では青色や紫色に、中性からアルカリ性の土壌ではピンク色や赤色になります。
古くから観賞用に栽培されており、日本では雨季に咲くことから梅雨の花として親しまれています。
アジサイには、約200種類以上の品種がありますが、代表的なものは、ガクアジサイ、アナベル、山アジサイ、紫陽花などです。
春か秋に植え付けるのがベストで、植え付ける場所は半日陰で風通しの良いところを選びます。
また、アジサイは酸性土壌を好みますので、土壌のpHが6.5以下であれば問題ありませんが、それ以上であれば酸性化させる必要があります。
酸性化させる方法としては、腐葉土やピートモスを混ぜるか、硫黄や酢酸などを散布します。
水やりと剪定が重要で、水やりは土が乾いたらたっぷりと与え、剪定は秋から冬にかけて行います。
枯れた枝や花は病気や害虫の原因になりますので、早めに切り落とします。
アジサイの花言葉は、「移り気」「変わりやすい」「謝罪」「冷淡」などです。
ネガティブな意味が多いですがアジサイの花色が酸性やアルカリ性の土壌によって変化することや、雨に濡れて色が褪せることに由来しています。
また、アジサイは雨季に咲くため、梅雨の季節に関連付けられることもあります。
ほかに、ポジティブな花言葉として、「家族の絆」「結婚の幸せ」「寛大な心」「多才」などもあります。
アジサイの花が実は小さな花が集まったものであることや、色や形が豊富であることに由来しています。
英名 Hydrangea
学名 Hydrangea macrophylla
科・属 アジサイ科(ユキノシタ科)
アジサイ属
原産地 東アジア、南北アメリカ
和名 アジサイ(紫陽花)、
シチヘンゲ(七変化)
英名 Hydrangea
開花期 6~7月